リサイタルができるまで・4「協賛・後援・招待」

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こんにちは!吉岡です。

客席から見えない舞台裏、そして演奏する側にとってのノウハウ集として書いていくシリーズ 第4弾です。

これまでのリサイタルができるまでシリーズ
1「そもそも何故やる」
2「会場選びのポイント」
3「チラシ・チケット」

今回は演奏会の協賛・後援・招待について説明します。

協賛・後援申請で使えるテンプレートを多数のせています!
必要に応じてダウンロードして使ってください。

協賛・後援の違い

「協賛」の意味は、計画などの趣旨に賛成し、協力することです。また、賛成し、協力する主体のことも指します。主に、企業などが事業や催し物の趣旨に賛成して協力することを指します。
~企業による協賛は、番組制作などに力を貸す代わりに、自社の製品や会社名を宣伝してもらうという形で行われることが多いです。また、金銭的な援助が協賛の主な内容ですが、場合によってはスタッフの貸し出しや商品の提供なども行うこともあります。

https://gimon-sukkiri.jp/kyousann/

「後援」とは、一般的には、ものごとがうまく進むように後ろ盾となって援助することを言います。興行における後援は、そのイベントの趣旨に賛同し、応援の意を表する団体や個人のことです。自治体などの公共機関や、新聞社といった公共性の高い団体が担当することが多くなっています。後援と名前が付いていても、実務的な役割は担わないことが通常で、現実には単なる名義貸しといった面が強くなっています。そのイベントの社会的な信用を高めるため、名前だけを借りているという場合がほとんどです。

https://business-textbooks.com/sponsor_co-host_difference/
一言でまとめると
協賛:企業をから宣伝の対価として金銭(orもの)を受け取る
後援:公共性の高い団体から名義を借りる

協賛

一般的にはプログラムに広告を載せて、広告料をいただくものです。
楽器店や楽器メーカー、音楽教室やスタジオの広告をよく見かけます。

広告の大きさや配る部数、相手との関係性、演奏者やコンサート自体の知名度(宣伝力)などで可否や金額が決まってきます。
よく使っているスタジオ、お世話になっている楽器店、 コンサートで主に使用する楽器メーカーなどに問い合わせるのが一般的です。
プログラムのサイズにもよりますが、A6ぐらいの広告をよく見かけます。

(打楽器奏者の場合、売れっ子だとメーカー様が楽器持ってきてくれたりします。素敵すぎます。大型楽器だと本当にありがたい…!)


協賛企業が広告を用意する期間も必要なので、演奏会の3か月以上前に申請すると余裕があるかと思います。

コンサート終了後すぐ(できれば一週間以内に)プログラムとお礼の手紙と請求書を送ります。

プログラムの最後のページなどに載せます。

実際の広告協賛例

たとえばマリンバの国内メーカー、こおろぎ社の協賛事業を例に挙げると

料金設定は一件当たり原則5,000円とさせていただいており、

ご依頼いただいた内容を判断し、その額を決めさせて戴いております。

金額はあくまで参考ですので、ご申請の内容・演奏会の規模等により、上記を上回る、あるいは下回る場合がございます。

http://www.korogi.co.jp/customer/

こんな感じです。
必要事項を書き込むだけの申請用紙がサイトに用意されているので、初めてでも申請しやすいと思います。

協賛申請テンプレート集

※上記のこおろぎ社のように専用テンプレートが用意されている場合もありますので、申請方法は企業のwebサイトや担当の方に確認してください。

協賛依頼書(最初に送るもの)

金額やサイズなどは必要に応じて変更してください。

広告サイズ詳細(協賛が決定したら、A6横の場合)

場合によっては必要ないかもしれません。

演奏会のご案内 (演奏会前に招待券と一緒に送る)

お礼 (演奏会後に送る)

請求書 (演奏会後に送る)

後援

出演者の出身地や会場がある市町村、出身校、報道機関などの後援をよく見かけます。
チラシやプログラムに載せます。

公共性の高い団体の名義をチラシに載せることで「〇〇市後援のイベントですよ」と、出演者を知らない相手にも安心感を与えることが出来ます。

また、市町村の名義使用が許可されると、公共施設にチラシを置かせていただける場合もあります。

演奏会が終了したら、名義使用したチラシやプログラムをお礼の手紙と一緒に送ります。

こちらも余裕を持って、チラシを作る2~3か月前に申請すると安心です。

後援の経験談(市町村)

内容にもよりますが、市町村によって、すんなり許可が出たり時間がかかったりします。
1週間で結果が出たり、1か月以上かかる場合もあります。

商業目的だと後援はできない市町村もあることから、入場無料の演奏会は許可が出やすいように思います。

以前、ファミリー向けコンサートへの後援を申請した際「商業目的だと許可できない」との話になり、担当の方と何度か電話でやり取りしたことがありました。
その公演は商業目的ではなかったので、出演者の思いや趣旨を詳しく説明した上で予算書を提出して、何とか許可をいただいたことがありました。

後援申請テンプレート集

協賛と同じく専用テンプレートが用意されている場合もありますので、申請方法は申請先のwebサイトや担当の方に確認してください。

名義使用依頼書

演奏会のご案内 (演奏会前に招待券と一緒に送る)

お礼 (演奏会後に送る)

※名義使用したチラシやプログラムも送る

招待

お世話になった先生や協賛企業さまに、お手紙と一緒に招待券を送ります!
(直接渡すのが一番ですが…!)

チケットに押すご招待スタンプがあると便利です。

ご招待テンプレート

先生ほかご案内

(○○様の部分は手書きで名前を書くようにしています。
また、文末に手書きでメッセージを添えています。)

まとめ

協賛・後援ともに相手の力をお借りすることなので、力を借りたいのであれば相手の立場をよく考えて行動したいものです。

「この演奏会に名義を貸しても大丈夫だろうか」「この演奏会にお金を使って宣伝になるだろうか」相手も考えています。

自分が名義を貸すとしたら、自分がスポンサーのようにお金を出すとしたら、と考えてみるのが一番かもしれません。


当日の演奏も大切ですが、「この演奏会に協力したい!賛同したい!」と思ってもらえるような、演奏会の企画書や出演者プロフィール、予算書など資料をしっかり作りこむことが大切だと思います。
そういった「作り込み」が「趣旨が伝わる、何かが残る」独りよがりではない演奏会に繋がるはずです。


次回は第5弾として「宣伝・集客」について書きます!
それでは、また!

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