習い事をやめるのは後ろ向きじゃない

ちょっと汚れているピアノと女の子

5年間、毎週見ていた生徒さんが最後のレッスンを迎えました。

寂しい気持ちもありましたが、生徒さんの新しい生活を応援する気持ちでいっぱいになりました!
とはいえ、習い事をやめることについて、どことなく後ろ向きなイメージが付きまとうと思います。

そんなことないと思うんですよね。
生徒さんには習い事をやめることを「後ろ向きに」とらえてほしくない。

終わりがあるから始まりがある。
どうか前向きにとらえて胸を張って生きてほしい。
そのために先生が出来ること、自分の考えを書いていきます。

お互いの理解がいい最後に繋がる

今回の生徒さんは「他の習い事や授業・クラブ活動との兼ね合いで、この年度末までで…」と数か月前に親御さんから聞いていました。

おうちの事情でも本人の気持ちでも、ありのまま伝えてもらえると嬉しいです。
そのためにも、保護者・生徒・先生の相談しやすい環境・関係づくりが大切ですね。


習い事をやめることに対して先生が後ろ向きな意識を持っていると、保護者の方も生徒も言い出しにくくなるのではないかと思います。

あらかじめ伝えてもらえれば、
お互いに気持ちの整理がつきますし、こちらも最後のレッスンに向けて生徒さんに合った計画を立てられます。

最後のレッスンは何する?

え?気まずいんじゃないの?
と思われそうですが、私は「普段通り」を心がけています。

ただし中途半端に終わらせるより、達成感がほしいですよね。

一曲弾けるようになって、はなまるをもらう、
今までやってきたことの確認テストをやる、
生徒さんの好きな曲を一緒に演奏する、など。

最後にやることを見極める為にも計画を練り、進めるようにしています。

これが「やめること」を前向きにする方法の一つだと思います。

卒業のイメージで送り出す

卒業のようなイメージで送り出すのが好きです。
挫折、断念ではなく、さらなるステップに進む感覚。
さらなる冒険が始まる感覚。

今回はレッスンの最後に修了証と、ささやかなお祝い品を授与しました!


生徒さんも新しい日々に向けて自信を持って節目を迎えてほしい。

とはいえ音楽はなかなか結果が目に見えず、達成感を感じづらいですよね。
思うように弾けなくなってしまってやめるのなら、なおさら。

そんな場合は「自分はここまでやったんだ!」と振り返れるように、
何曲弾けた、何ページ(何問)ドリルをやった、何回レッスン受けた、どんなテクニックを習ったか、といった一覧表を贈呈するのも良さそうですね。

(ゲームのチャプタークリア後やエンディング後に出る「リザルト画面」のようなイメージ。)

「挑戦した・経験した」それだけで価値がある

たとえモチベーションがなくなってレッスンをやめるとしても、生徒さんが今まで挑戦してきたこと、一緒に頑張ってきた時間は消えません。

演奏する、というそのままの形で役に立たなくても、人生の一部として必ず残っていくと思います。
上手くいかなかった、続けられなかったとしても「挑戦した・経験した」それだけで価値あることです。

挑戦したこと・経験したことはとらえ方次第で自信に変わっていきます。

自信は貯めることが出来ますが、貯金箱のようなもので一度でいっぱいにはできません。
少しづつ貯まっていって、いつのまにか一杯になっていると気づくものです。

今までやってきたことを自信貯金箱に貯めて、 胸を張ってさらなるステップ に進んでほしいと願うばかりです。

(自信貯金箱についてはまた改めて記事を書きたいと考えています!)

自分の習い事やめた経験

自分も子どものころ、やる気がなくなってきてやめた水泳教室。
先生と合わなくてやめたピアノ教室。

(ピアノはまた習いたくなって、別のお教室で習い始めました。)

世の中では長く続けること、なにかを極めることに重点が置かれがちですが、そうとも限りません。

今思えば、水泳教室をやめたからこそ新しいことに時間が使えました。
ピアノ教室をやめて独学で弾くようになってから、もっとピアノが好きになってまた新しい教室で習い始めました。

そして、音楽が仕事になりました。

おわりに

レッスンをやめて離れたとしても、生徒を応援する気持ちは変わりません。

上手くいかなかった、続けられなかったとしても「挑戦した・経験した」それだけで価値あることです。
演奏しなくなっても、レッスンを思い出さなくても、どこかで役に立てていたらそれだけで嬉しいです。

これからも沢山の挑戦と経験を重ねて、胸を張って自分の人生を歩んでほしいと願うばかりです!


それでは、また!

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