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マリンバやヴィブラフォン、鍵盤打楽器のミス2つの原因

何度も練習したのに当たらなくなる。
音が当たるかどうかギャンブル・・・
命中率が上がらない・・・


音ミス、回数と気合で何とかしようとしていませんか?

私も学生時代にとても悩んだ末、
出来るまで一心不乱に叩き続けるという選択をしました。
(いわゆる思考停止というやつ)

そのとおり!
回数と気合で何とかしようとしていました。
(で、結局本番ではミス多発する)


さて。

正確に当たっている原因があれば、
音が外れるのにも原因があります。

大きく分ければ、
・頭(耳)が追い付いていない
・コントロール不足


この2つに尽きると思います。
原因はどちらか一つに当てはまるのではなく
速さや状況によって変わったり、原因の割合が変わったりすると思います。

ひとまず、どの原因なのか考えるだけでも解決の近道になるはず。

1.頭(耳)の処理が追い付いていない

脳内先生が穏やかに質問してくるイメージで書きます。

楽譜見ながら弾いてるなら、
・先読みできてる?
・効果的な書き込みしてる?
(ミス起こさない楽譜になってる?)

ほぼ手元を見て弾いてる状態なら、
・何調?何の和音?(←メロディであっても重要)
・手順は最適?
・手で弾ける?
・足でテンポとりながら弾ける?
・歌えてる?(速いと難しいけど…
・自分の音聴いてる?
・がっつり遅いテンポでも弾ける?


いくら身体に覚えこませたとしても、
どれかがフワッとしているとミスが起こります。


私の場合、
かなり先のことを考えていたり全く別のことを考えていたり…
で、ミスすることが多かったようです。

今現在、「ミスしたらどうしよう」と考えた時は100%ミスしてます。

今弾いてる音を心の中でとにかく歌う!
これをやったら本番でも落ち着いて弾けるようになりました。

具体的な練習方法はコチラで! ↓

鍵盤打楽器に連符があらわれた!~譜読みとテンポアップ法

グロッケンの鍵盤 鍵盤苦手な人こそ試してほしい!スケールの練習アイディア3つ

調性感覚をつかむマリンバのアルペジオ調性感覚を磨く練習3 音が予測できるようになる!?調性感覚を育てるアルペジオ練習【家でもできる譜例つき】

2.コントロール不足

弾く音分かってるし、当たるハズなのに当たらないアレ。

コントロール不足には「準備」もキーワード。

管楽器や弦楽器よりも打楽器は簡単に音が出せてしまう分、気を付けなければ。

焦っていると、次の準備が速すぎて前の音がおろそかになる。
準備が間に合っていないと、当たるものも当たらない。

これって「その部分だけやると出来る」現象にも関連してそう・・・。
「準備」を意識的にやる。

必要以上に動かない

音を外したくないときはマレットを比較的低い位置からおろす。
必要以上に高く上げていないか確認する。
なるべく鍵盤の近くで準備して弾く。
(これは音色に影響が出るので場合によりけりですが・・・。) 

無駄な動きを無くす、のほうが応用しやすいかも。


私の場合、一音一音を
「点」ではなく
「面積」のイメージに変えたら
弾きやすく、飛躍的に当たりやすくなりました!

コントロール不足に効果的なのがこれ ↓

効率よくなるマイナス練習のお話〜+のための-!

目の使い方が重要!

特に跳躍するときに効果を発揮します!
目的の鍵盤をしっかり見てから、弾く!

視界に入れる程度ではなく
「目で、つかむ!!!!」

そのためには楽器に覆いかぶさらないように、視界を広くしておきます。
身体が開いている状態だと音も響かせやすくなります。

「鍵盤を掴む感覚」が私には効果的でした。
(むしろ鍵盤を直接手でさわって距離感を確かめることもあります)

作戦会議をしよう♪

誰と?
もちろん自分と!!

身体を痛めつけないで、どうか仲良くいい関係を築いてください。

自分の足や手、目、肩、ひじ、ひざ、首・・・
手だけで弾くのではなく、身体各所のチームプレーで演奏は成り立ちます。

回数と気合まかせにせず、
身体各所とよく話し合って
自分に合った良い方法を見つけることが大切ですね。

(ここまで入念に考えなくても、自然にできてしまうのが「天才」「才能」というものなのかもしれません・・・。)


人間は37兆個の細胞からできているそうです。
自分って一人だけど、小さな細胞たちが協力して生活できているのですね。 

って、また壮大な話になってしまいました。笑

たたきまくるだけでなく、頭も使って解決していきましょう!


原因を明らかにする

解決方法が具体的になる

叩きまくるより少ない時間と労力で解決できる!


それでは、また!

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