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いつもの基礎練でアンサンブル力を磨くアイデア3つ

打楽器パートの基礎練習、個人でやっていますか?
パートみんなでやっていますか…?
(素朴な疑問)

パートでキソ?やってないっす。個人のみっす。

吉岡さん(中3)

ちょっともったいないかも。

パートみんなで基礎練習をやると、演奏のチームワークも上がると思います。
みんなでユニゾンはもちろん、工夫次第でいろいろな目的に合わせた練習ができます。

今回は「いつもの基礎練」を使ってできるアンサンブル練習の方法3つを紹介します!

記事内で紹介している譜例はこちらでダウンロードできます

リレーする

たとえば
スタンダードなこの基礎練習↓を

「チェンジアップ」と呼ばれています

このようにリレーしていきます。

AさんBさんCさんDさん

または

この基礎練習なら…

4人いなくても2人以上ならできます。

Check
・1拍目から安定したリズムで !
(前の人をよく聴いてテンポを共有する)
・最後の音と次の人の出だしが合うようにする。
(バトンを渡す感覚)

一人で叩いているかのように、スムーズに聞こえることが大切。
ほかの人が叩いているときに休まず、よく聴いてテンポを感じ続けましょう!

楽譜は4拍ずつですが、いろんな拍子でできます。
色々なテンポに挑戦して、さらに3拍・2拍・1拍とレベルアップだ!

分解する

十六分音符を「たこやき」として、「た」「こ」「や」「き」4チームに分かれて叩きます。

メトロノームを八分音符=80ぐらいからスタートするとやりやすい

「こ」「き」は裏裏になるのでリズム感が試される…!!
3人なら「た」「こ」「やき」、「たこ」「や」「き」に分けるとできます。
あるいは「た」をメトロノームだけにして、「こ」「や」「き」でやるか。

Check
自分のリズムだけ考えるのではなく全体をイメージして、そこにはめ込む。
ノリよく!

どのパートでもできるようにしておきたい。

上級編!

チェンジアップを使います 。

( 4人いなくても、分け方を工夫すればできます )

この楽譜だとAさんはずっと四分音符ですが、おなじ四分音符ではない…!

Check
自分のことだけ考えず、全体で作るリズムを聴く。
手のことだけで頭いっぱいにならないように、耳もフルに使ってたたこう!

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真似する

強弱をマネする。
音色をマネする。

以下の3つはほんの一例なので、ほかにも苦手なパターンや曲で出てくるリズムなど目的に合わせて作れます。

1.クレッシェンドヴァージョン。デクレッシェンドでもできる。
2.フォルテピアノヴァージョン。

打楽器、フォルテピアノ+クレッシェンドのコツ3つ

3.クレッシェンド+デクレッシェンドヴァージョン

Check
2.と3.は前の人と同じ音量で入る!
音量を繋ぐ、音色やスピード感など最初の人の真似をする。
前の人の音をよく聴き、分析、再現する。
耳のアンテナ力と手のコントロール力を磨く!

耳のアンテナ力について↓

耳使え!の正体はインプットとアウトプットのバランス

アンサンブルもシンプルなリズムから!

あたりまえですが、基礎練習はシンプルにできています。

シンプルな分、耳のアンテナ力を高めたり1打1打のコントロールを磨いたりすることができます。

要は一人で基礎練してて飽きちゃうようならパートみんなでやっちゃえ!
みんなでレベル上げしようぜ!という話です。

基礎練習の時間が60分あるなら
20分はリレーや分解する、10分はスティック使わないリズム練習するとか、
状況に合わせて時間の使い方をじゃんじゃんカスタマイズしていこうじゃありませんかぁぁぁぁ!


それでは、また!!!

「打楽器のいい音、
いい響きが分からない 」
「楽器に問題があるのか
奏法に問題があるのか分からない 」
「今の自分に合った
効果的な練習方法を知りたい 」


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