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知らなきゃ損!?行進曲のバスドラム・大太鼓は「叩く」よりも「心〇〇ッ〇ー〇」

行進曲(マーチ)のバスドラム、なんかしっくりこないんだよね…

大太鼓の上手い下手ってよく分からない…

体育祭やコンクール課題曲でよく演奏する「行進曲(マーチ)」に欠かせないバスドラム。
今回は初心者でもスグ実践できる!音色とリズムが整うバスドラムのコツを紹介します。

コンサートバスドラムの基本を確認

立ち位置に注意!

※バスドラムと奏者を上から見た図

バスドラムの打面(皮)が奏者の「ヘソ」の延長線上にくるように立ちます
バスドラムに身体が半ぶん隠れる感じです。

バスドラムの前に立ってしまうと十分に右腕が使えません。小学生や小柄な人、初心者はバスドラムの前に立ってしまうことが多いので注意しましょう。

やっぱり基本はスネアドラム

パーカッションの基礎練習はスネアドラムを想定した練習ですよね。
ドリブルをするときのように脇を軽く開けて2本のスティックをㇵの字に
この構え方、他の楽器でもとても重要です。

この基本の構え方をそのまま左側の壁を叩くようにスライド…つまりバスドラムの打面へスライドしていった形が理想的な構え方です。

ただし、スネアドラムと違って楽器もバチも大きく重いので、たたき方は少し変わってきます。
バスドラムの場合はマレットの先端を持って、マレットと腕の重さを最大限に活用していきましょう!

たたく位置で音色が変わる!?

ど真ん中だとクッキリと芯のある音=アタック重視
中心から外れると柔らかいアタック=響き重視になります。

「バスドラムって、音が低くてよく分らない…」という場合は、スネアドラムで「どまんなか」「端っことどまんなかの間ぐらい」を叩き比べしてみるとイメージしやすいと思います。

行進曲は打面で心臓マッサージ!

バスドラムはバンドの心臓!
行進曲など一定のリズムで刻む場合は打面で心臓マッサージをするようにたたくと音色がまとまり、生き生きとしたリズムになります。

心臓マッサージの経験がない・ピンと来ない方のために補足すると、
①必要以上にマレットを上げず、打面の近くから
②マレットと腕の重みをかけて、
③弾むようにたたく
といった動作になるかと思います。

実際の心臓マッサージも行進曲のテンポ(♩=100~120ぐらい)だそうです!

心臓について知っておく

理科で勉強することがここで役に立ちます!

心臓は身体の隅々まで血液を送るポンプの役割を持っています。
全身の血管…心臓から一番遠い足のつま先まで一瞬で血液を届けて、また一瞬で心臓へ戻っていきます

無意識に心臓は動いていますが、実は静かにパワフルに動き続けています。

心臓は起きている時も寝ている時も、生まれてから死ぬまで休まず動き続けます。
身体の中で最もタフな器官です。
そのため、心臓は筋肉のかたまりでできています。

小さい音量であっても一打一打でバンド全体に拍を送る鼓動する、そんなイメージも良いかと思います。

焼き鳥のメニューに「ハツ」というものがあります。この「ハツ」は鶏の心臓ですので、食べてみると「心臓は筋肉!」を直に実感できます…!是非おためしあれ!

おすすめバスドラムマレット

PLAYWOOD ( プレイウッド ) / BD-30K バスドラム・マレット

定番のマレット。ヘッドは小さめですが適度な重量感があり初心者も扱いやすいモデルです。

アンコール ペイソン バスドラムマレット ジェネラル EM-B3

1本あれば様々な場面で使える「ジェネラル」がおススメです。 プレイウッドに比べて少し高価ですが、あたたかい音色を引き出します。

まとめ

以上、バスドラムは「心臓マッサージ」のイメージで!のお話でした。

↓実際に太鼓で心臓マッサージする記事も参考にどうぞ!

音のスピード・深さの感覚をつかむ方法【初心者おすすめ】