「カンカンココンカンカンカコンコン」と鳴らせば一気にサンバ気分
楽器によっては柄がしなり、ベル同士を打ち合わせることができます。
シンプルながらトリッキーな演奏もできる楽器です。
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アゴゴ・ベル agogo bells
agogo bells. double gongs【英】
アフリカの大命楽器。この楽器は17世紀ごろにはすでに存在していた。材質には象牙や青銅などが用いられていた。17~18世紀ごろのアフリカのベニン王国では、王室のアゴゴ・ベルは清らかさを象徴する白い象牙で作られ、打つ棒も象牙を用いていた。象牙のアゴゴ・ベルは主に王室の儀式に、青銅のものは王室以外の儀式や町の人々を招集するときに用いられていたと思われる。現在のアゴゴ・ベルは原型に近いものと、楽器メーカーの手によって形も音響本位に単純化され、演奏しやすいように2個またはそれ以上のベルを1本の柄につないだものなどがある。呼び名もアゴゴ・ベルやアフリカン・アゴゴ・ベルなどと呼ばれている。この楽器は今は何処でも見られるが、特にブラジルのサンバなどラテンアメリカ系の賑やかな音楽には欠かせないものとなっている。【網代景介・岡田知之共著「新版 打楽器事典」】
主なメーカー
LP(ラテン・パーカッション)
PLAYWOOD(プレイウッド)
Aida(アイダ)
Pearl(パール)