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ウォーターゴング

ドラをたたいてから水の中へ入れる、という変わった楽器。(特殊奏法)

water gong

水を利用してゴングの音程、音色に変化を付ける方法。やや小さめのゴングを用いる。ゴングよりも一回り大きめの容器に水を入れ、ゴングをたたいて余韻の残っている間に水の中へ入れると、ゴングの響きはグリッサンドをともないながら消えていく。また、余韻のあるうちに水に出し入れすると、グリッサンド音を上下させることもできる。ゴングの大きさは、片手で持てるぐらいのものが適当である。〔使用例〕ケージ J.Cage:打楽器6重奏曲≪ファースト・コントラクション・イン・メタル≫(1939)【網代景介・岡田知之共著「新版 打楽器事典」】

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