こんにちは!打楽器の吉岡です。
今回はクラベスでイイ音を出すコツについて書いていきます。
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いい音とは?
一般的に「いい音」とは、楽器がムラなく無駄なく振動して、楽器本来のポテンシャルが最大限に引き出されている状態を指しているかと思います。
響きの少ない場所でも心地よく響く音ですね。
声優さんの「イケボ」も、必ず「いい響き」がありますよね。
楽器を響かせる(=うまく振動させる)ためには、なるべく楽器本体に触れないようにする必要があります。
響きって何だろう?
たたく方の持ちかた
たたく時積極的に動かす方。利き手で持ちます。
力加減は小学生がボールペンや鉛筆でやる「ホラァ~曲がって見えるゥ~」がちょうどいいです。
大切なのは「重さを感じる」ことです。
その優しい力加減で指5本を使って優しく握る、もしくはスティックと同じように持ちます。
スティックと同じように持つと、中指で弾みを上手く利用して細かいリズムをたたくことも出来ます。
たたかれる方の持ちかた
なるべく楽器本体に触れないようにしつつ、手のひらで空間を作ることで、楽器本体に触れる部分を最小限にします。
まずクラベス真ん中あたりを握って持ちます。
反対の手でクラベスを引っこ抜き、指の上にのせます。
このとき、クラベスと親指が平行になっていると安定させやすいです。
親指以外の指はクラベスに軽く触れるようにしましょう。
(爪は長すぎない方が使い勝手◎)
鍵盤打楽器の鍵盤の下に共鳴管が付いているイメージですね。
向こう側が見えるように、手のひらでうまく空間を作ってみてください。
音を出す
真下に向かって垂直にたたくと楽器が暴れにくく安定させやすいです。
どちらの手も「クラベスの重さ」を感じたままたたくと、響かせやすくなります。
打たれる方のクラベスの真ん中あたりをたたきます。
「心地よく響く音」を知るために
いい音を知る・いい音を出すためには、あえて心地よくない音を出したり悪いたたき方で確かめてみるのもいい方法です。
・楽器を「ギュッ」と握った状態
・楽器を「ゆる~く」持った状態
深く考えずに1発だけ鳴らしてみると、出てくる音の違いを実感できると思います。
目標は「響きを自在にあやつる!」
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まとめ
- 楽器の重さを感じる
- 手のひらで空間をつくる
- 真下に向かってたたく
ラテン系はもちろんのこと、ポップスや和風の曲など様々なジャンルで使われるクラベス。
よく響くイイ音でカッコよくに演奏したいですね。
それでは、また!