
あれ?大太鼓たたくとカタカタ変な音が出る…
大型打楽器はたくさんのパーツからできています。
どこかがゆるんでいるとノイズの原因になります。
専門的なことは楽器屋さんにお願いするとして、
ちょっとしたネジのゆるみや軽微なものは自力で調整してみることをおすすめします!
(楽器の構造・しくみの理解につながる)
今回は打楽器パートで是非そろえておきたい工具3種類を紹介します!
あると安心!打楽器工具3選
1.ドライバー

ネジをしめたりゆるめたりするドライバー。
打楽器についているのはプラスのネジがほとんどですが、マイナスも持っていると安心。
サイズも3種類ぐらいあると便利!

サイズが合わないドライバーでネジを回そうとすると、ネジ山がつぶれて二度と回せないネジになってしまうので注意!
回せないときは無理に回さないようにしましょう!
2.六角(ろっかく)

これ何?
って人もいるかもしれません。
「ろっかく」と呼びます。
よく使うのはバスドラムのスタンド部分。
六角形にくぼんでるやつを回す工具です。
大太鼓を叩くとノイズが!?
— 吉岡理菜Eppa |打楽器×地域部活NPO代表 (@YoshiokaEp_perc) July 8, 2017
原因はスタンドのネジ、4箇所ともグラグラでした。(ヤマハコンサートバスドラム、今シーズン2校目)
ガタガタ運んでいるうちに緩んでしまうのでしょうか…。
緩んでいたら六角レンチ(100円ショップでも購入可!)を使って締めなおしてあげて下さい(*・ω・)ノ pic.twitter.com/mRtnBXncx3
3.モンキーレンチ

はさむ部分のサイズを変えられるレンチ。
コンガやボンゴのチューニングのほか、ボルトやナットを回せます。
演奏時は強めに張ってピッチを高く、しまう時にはベロンベロンにならない程度にゆるめます。
ただ、本来はサイズの合ったレンチ(スパナ)で回すのが理想的。
用意できるならレンチ(スパナ)を使いましょう!

以上3つは最低限、そろえておきたいですね。
しめる=右回し(時計回り)=音が高くなる
ゆるめる=左回し(反時計回し)=音が低くなる
私が持ち歩いている打楽器便利グッズ
私の場合、お伺いする学校さんによって楽器の状態もさまざま!
どんな状態の楽器が待ち構えているか分からない!
場合によっては簡単な修理や調整が必要だったり。
「いい音」をその場で体験してほしいし、快適に演奏してほしいので、
いろいろ用心して道具を詰め込んでいます。
さっきの3種類に加えて以下に紹介するものをいつも持ち歩いています!
打楽器の便利グッズ、実は100円ショップで揃うものばかり。
・結束バンド
ウインドチャイムの修理、トライアングルの紐が無い場合の応急処置など
・滑り止め
ドラムその他に大活躍!
・手袋
楽器運搬のほか、グリスだらけホコリだらけサビだらけになりそうなときに。
・クロス
楽器使ったら拭きましょう
・ミュート

トムやスネアに直接はりつけてミュートとして使えます。

・製本テープ(マスキングテープ)
製本したいとき。なにか仮止めしたいとき。
・クレ556
スタンドの部品やネジ、動かないやつにはこれ一本
・針金とニッパー
応急処置用
・ロウソク
滑りをよくするため、ヘッドに触れるシェルのふちに塗ります。
( スネアやトムのヘッドを張り替えた時、とか )
・綿棒
楽器のすきまのホコリとりに

・チューニングキー類
スネアやトム用のチューニングキー(ソナー/普通の)
ティンパニ用のチューニングキー
などなど…

番外編
あまりにもアレな場合の消耗品関係。
サスペンデッドシンバルのアレとか
トライアングルのコレとか。↓

遠足に持っていくお菓子よりも安い値段で買えるので、場合によっては学校さんにプレゼントしちゃってます。
すぐにイイ音、聴いて知ってほしいからね。
トライアングルのいい音は吊るし方から

打楽器はセッティングも重要!

まとめ
演奏技術はもちろんのこと、バチ選びも楽器の管理も含めて「実力のうち」!
大型打楽器もデリケートです。
日頃の無理が少しづつ重なって、いつか自由がきかなくなります。
って、人間と同じじゃないか!
どうか大切にあつかってくださいね!
それでは、また!
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