吉岡さん(中2)
大型打楽器はたくさんのパーツからできています。
どこかがゆるんでいるとノイズの原因になります。
もちろん専門的な修理は楽器屋さんにお願いするとして、
できる範囲内で自力で調整してみることをおすすめします!
(楽器の構造・しくみの理解につながる)
今回は打楽器パートで是非そろえておきたい工具3種類を紹介します!
あると安心!打楽器工具3選
1.ドライバー
ネジをしめたりゆるめたりするドライバー。
打楽器についているのはプラスのネジがほとんどですが、マイナスも持っていると安心。
サイズも3種類ぐらいあると便利!
回せないときは無理に回さない!
2.六角
これ何?
って人もいるかもしれません。
「ろっかく」と呼びます。
よく使うのはバスドラムのスタンド部分。
六角形にくぼんでるやつを回す工具です。
3.モンキーレンチ
はさむ部分のサイズを変えられるレンチ。
コンガやボンゴのチューニングのほか、ボルトやナットを回せます。
演奏時は強めに張ってピッチを高く、しまう時にはベロンベロンにならない程度にゆるめる。
ただ、本来はサイズの合ったレンチ(スパナ)で回すのが理想的。
用意できるならレンチ(スパナ)で!
以上3つは最低限、そろえておきたいですね。
ゆるめる=左回し(反時計回し)=ピッチ低くなる
私が持ち歩いている打楽器便利グッズ
私の場合、お伺いする学校さんによって楽器の状態もさまざま!
どんな状態の楽器が待ち構えているか分からない!
場合によっては簡単な修理や調整が必要だったり。
「いい音」をその場で体験してほしいし、快適に演奏してほしいので、
いろいろ用心して道具を詰め込んでいます。
自分のマレットバッグ、重い!
けど役に立つ!!笑
ふだん使っているのは収納力抜群のSABIAN(セイビアン)のマレットバッグ。
さっきの3種類に加えて以下に紹介するものをいつも持ち歩いています!
打楽器の便利グッズ、実は100円ショップで揃うものばかり。
・結束バンド
ウインドチャイムの修理、なにか結束するときに
・滑り止め
ドラムその他に大活躍!
・手袋
楽器運搬のほか、グリスだらけホコリだらけサビだらけになりそうなときに。
・クロス
楽器使ったら拭きましょう
・ミュート
トムやスネアに直接はりつけてミュートに。
ミュート=弱音とは限らない!~素晴らしき打楽器ミュートの世界
・製本テープ(マスキングテープ)
製本したいとき。なにか仮止めしたいとき。
・クレ556
スタンドの部品やネジ、動かないやつにはこれ一本
・針金
応急処置用
・ロウソク
滑りをよくするため、ヘッドに触れるシェルのふちに塗ります。
( スネアやトムのヘッドを張り替えた時、とか )
・綿棒
楽器のすきまのホコリとりに
・チューニングキー類
スネアやトム用のチューニングキー(ソナー/普通の)
ティンパニ用のチューニングキー
などなど…
打楽器のチューニング、初心者でも誰でもいいから挑戦してくれ!~手順とコツ
番外編
あまりにもアレな場合の消耗品関係。
サスペンデッドシンバルのアレとか
トライアングルのコレとか。↓
遠足に持っていくお菓子よりも安い値段で買えるので、
場合によっては学校さんにプレゼントしちゃってます。
すぐにイイ音、聴いて知ってほしいからね。
トライアングルのいい音は吊るし方から
打楽器はセッティングも重要!
まとめ
演奏技術はもちろんのこと、バチ選びも楽器の管理も含めて「実力のうち」!
大型打楽器もデリケートです。
日頃の無理が少しづつ重なって、いつか自由がきかなくなります。
って、人間と同じじゃないか!
どうか大切にあつかってくださいね!
それでは、また!
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