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打楽器は「点?」休符の話

打楽器は音を出した後に操作できないので「点」として 考えがち。

中学生の頃から悩み続けていた疑問。

ロールではなく単発で打楽器を叩く場合、
全音符だろうと四分音符だろうと何も変わらない??

【四分音符】と【八分音符+八分休符】は全く同じ叩き方になる?

作曲者はちゃんと書き分けていますよ…!

音が伸びる金物やティンパニなら、
ミュートやマフリングで音価通りに音を止めればいいのか…

ってそれだけで済む話では無いと思います。

じゃあどう叩き分けるのさ?

一番わかりやすいやつ

ピアノでリズムを(一つの音で)弾いてみる。
すべてがスタッカートにならないように、ゆっくり、四分音符や八分音符を弾き分けてみてください。

吉岡流だと

ボールを遠くに投げるか・近くの壁に当てるか
で叩き分けることが多いです。

スネアドラムでイメージしてみてください。

【四分音符】と【八分音符+八分休符】
(をロールではなく普通にたたく場合)

イメージとして
音価が長ければ長いほど遠く。
短ければ短かいほど壁は近い。

shibuhachibu

音価が短くなるほど鋭い音が求められていたり、

音価が長くなるほどパイプオルガンのような持続や、
たっぷりとした響きが求められていたりすることが多いようです。


曲により解釈は様々だと思います。
こうなってくると叩き分けも曲それぞれ、音楽それぞれになってきます。

以上は あくまでほんの一例、参考までに…

シンプルなリズムこそ、こだわりを!

どうして作曲者はここに休符を入れたのか?
どんな音が求められているのか、作曲者の意図を考えてみてください。


休符は「音の無い音符」として、意識して「演奏」してみましょう!

そうするとリズムにもメリハリが付きます。


みんなで意識すればアンサンブルもしやすくなると思います。
なんだこれ、イイことづくし!

次の機会には強拍の休符について書きたいと思います!

それでは、また!