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ミュート=弱音とは限らない!~素晴らしき打楽器ミュートの世界

地図を見ていると飽きません。特に高速道路の地図。
好きな高速道路は伊勢湾岸自動車道です!どうも、吉岡です!

さて、今回は弱音器・消音器と訳される楽器の「ミュート」についてです。

楽譜に特別な指定があってミュートすることはもちろん、
金管楽器や弦楽器とは異なり、指定がなくても打楽器はミュートをつける場合が多いです。

楽器の振動を少しジャマすることで倍音や響きがカットされるので、楽器の持つ最大限の音は出せなくなります。

つまり
ミュート=音を小さく、弱くするもの
ではあるのですが、
余計なものをカットした結果「音が引き立つ」ことがあります。

ミュートをする目的

打楽器、太鼓系のミュートは音量調節のほか、

  • 音のツブを明確にする
  • 音色を変える
  • サスティンを調節する etc.

目的で使われたりします。

たとえば、
トムトムを4つ使うときに「大きさは違うけど4つともサスティン(音の伸び)をそろえたい!」とか。
「響きがゴージャス過ぎるので少し落ち着けたい」とか。


ミュートは「こうすれば正解!」は無く、
使う楽器、演奏する曲、演奏する場所や人によって変わってきます。

ミュートをつける場所や面積、素材などをいろいろ試してみたり、 ミュートを手作りしたり、 人それぞれ工夫を凝らしています。

ミュートの方法

スグ用意できる、あるいは楽器に付いてる系の代表的なミュートを紹介していきます。

100円ショップへGO!トムトムやスネアドラムのミュート

耐震ジェルマット

表面のベタベタが気になれば、ついてた台紙をサイズに合わせて切ってくっ付けておけばOK

2枚貼ってもよし、切って小さくしてもよし、使いやすいです。
トムやフロアタムのサスティン調節にも!

養生テープ

そのまま貼りつけたり、ティッシュをくっつけたり、くっつく面を外側にして輪っかにしてくっつけたり。色々できます。
(ガムテープを使う人もいます)

ほかにも

使わなくなったカードを打面にのせたり、薄い布をクリップでつけたり。

スネアドラムに付いてる系

リングミュート

気づかずに使っている人も多い!?
レッスンに行く中学校とかで、「透明だから今まで気づかなかった~!」なんてこともありました。

倍音とサスティンがゴソっとカットされます。
(もちろんリングミュートだけ買うこともできます)

内蔵ミュート

スネアの内側からヘッドを抑えるタイプのミュート。
ちょっと前の楽器についていることが多い気がする。

バスドラム

細かいリズムを叩かなければならない時など、布をクリップやテープで固定したりします。
水平にセッティングした場合などは、叩いたときミュートが飛び跳ねないように重りとしてゴム板を載せたりもします。(ホームセンターに売っているものだけで作れますよ!)

ティンパニに使うことも!

こちらは手作りミュートの一例!
滑って行かないように工夫されています…!

100円ショップよりもさらに多彩なアイテムがそろうホームセンター。
うろうろしてみると、
「これ、ミュートに使えそう!」
なんてことも。ホームセンターはおすすめ…!

とにかく求めている音が出ればいいので、これが正しい間違っているは無いです。
ほしい音が出ればなんでもいいです。
サバイバルです。アイデア次第です…!

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ミュートを効果的に使う

「ミュート選びやバチ選びも実力のうち!」だと思います。

ミュートを工夫した結果、
他の楽器と馴染む音になったり、曲の雰囲気によく合う音になったりすることもあります。

( もちろん、その楽器がいい具合にチューニングされていることも大切です)


「小さい音出すの怖いからミュートしよ…」
「音うるさいって言われるからミュートしよ…」
とネガティブな理由だけでミュートするのはもったいない気がします。

ぜひ色々と試してみて、音楽的にミュートを活用していきたいですね!


それでは、また!

「打楽器のいい音、
いい響きが分からない 」
「楽器に問題があるのか
奏法に問題があるのか分からない 」
「今の自分に合った
効果的な練習方法を知りたい 」


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