演奏の上達に関わってくるのは才能でも練習時間でもないと思います。
先日、コーチングの本を読んでいてこの「Have toをWant toに切り替える」という言葉に出会いました。
言葉遊び?ごまかし?
Want to (〇〇したい)
人間は言語で物事を考えています。
一見言葉遊びのようにも見えますが、言いかたを変えるだけで「考え方」は変わってきます。
もし、何か自分がやっていることをHave toからWant toにうまく言い換えられないようであれば、それは「やったところであまり効果が出ないこと」なんじゃないかと思います。
つまり、同じ内容であっても本人の「向き合い方」が違えば、結果は変わってくるということです。
基礎練習しなきゃ
メトロノームに合わせなきゃ
左手からもやらなきゃ
もっと音で自由自在に表現したい
安定したテンポでたたけるようになりたい
右からも左からも楽々たたけるようになりたい
Want toの「力」
Have toでやってきたことが結果的にWant toに繋がることもあります。
Want toのためのHave toもあると思います。
ただし、自分の根底にある原動力や出発点は「Want to」であるほうが、少ないストレスで結果を出せて、同時に充実感も得ることができます。
自分の底から湧き出す「Want to」の力は何よりも強い力だと思います。
基礎練習こそ、Have toではなくWant toで練習内容を自分で選んで取り組むことで、効果が発揮されるのではないかと思います。
この考え方は演奏の上達のみならず、きっと様々な場面で使える考え方です。
是非、色々な場面に応用してみてくださいね…!
それでは、また!