サクッと手軽に読める打楽器お役立ち情報

「三角の中に指揮者」は間違い!?トライアングルの持ち方・構え方

こんにちは!打楽器の吉岡です。

今回は「三角の中に指揮者」は間違い!?
音色が良くなる!?コントロールしやすくなる!?
トライアングルの持ち方・構え方についてまとめていきます!

構える前に!バチの選び方・吊るし方についてはこちら

音が良くなる!トライアングルのバチ選びと吊るし方3種類

楽器の持ち方

指を通す持ち方

人差し指を通すトライアングルの持ち方
人差し指を通す

人差し指を通して持ちます。
身体が小さい場合、楽器重たい場合は中指も通して持つと安定します。
(クリップ、ホルダー、革どの吊るし方でも共通です。)

トライアングルに触れて響きを止める
楽器に触れて響きを止める

たたいた後自在に響きを止められるように、吊り糸(テグス)の長さも調整してみてください。

指を通さない持ち方(クリップタイプ)

人差し指と親指で支える方法もあります。

トライアングルを人差し指と親指で支える方法
人差し指と親指で支える方法

こちらの方が響きがいい、とも言われています。
(写真は少しテグス長めですね…)

トライアングル奏者目線で見た様子
奏者目線で見た様子

バチの持ち方

とくに決まりはありません。
つまんだり握りしめたりせずに、優しく包むように持ってたたくと響かせやすいです。
楽器を叩いた時の振動を感じられるような持ち加減が最適です。

バチをつまんだり握りしめたりせずに、優しく包むように持ってトライアングルをたたく

ボールペンなどの端をつまんで上下させて遊ぶ「ホラァ~曲がって見える~」の力加減がちょうどいいです。
ぜひトライアングルのバチを上下にフラフラさせて、曲がって見えるか?
試してみて下さい。

そもそも響くって何だ?

知っておきたい楽器の響きと脱力と振動の関係 響かせる感覚をつかむ 初心者もできる「響く」感覚をつかむ方法4つ

かまえ方

「三角形の中に指揮者を入れて!」
と言う方もいるのですが、ちょっと賛成できないです。

トライアングルを真っすぐ自分の正面に持ってこようとすると、身体が不自然な状態になり疲れやすく、コントロールもしづらいです。

たたく場所と指揮者が一緒に視界に入るようにしておけばいいと思います。
とはいえ、本質的には目からの情報よりも、耳からの情報や他の奏者と呼吸を揃えることのほうが重要になってくると思います。

一番コントロールしやすい自然な構え方としては、基礎練習の構え方を思い出して

  • 左右の腕をハの字に
  • 打つ場所が自分の中央に来るように
  • 脇を軽く開けて「休め」の姿勢のように

など気を付けてみると、たたきやすくなります。

パーカッション基本のかまえ
トライアングルの疲れない構え方

結果的に、バチもトライアングルも正面ではなく、ナナメを向く感じになります。
また、かならず高く持ち上げて演奏する必要はありません。
目立たせたい場合、打つ場所を見なくても良い場合、複雑なリズムで余裕が無いときなど、状況に合わせて高さを変えてみてください。

まとめ

トライアングルの持ち方・構え方
  • 人差し指もしくは人差し指+中指を通して持つ
  • バチは優しく包むような持ち加減で
  • 構え方は基礎練習と同じ「ハの字」

以上、トライアングルの持ち方・構え方でした!

それでは、また!