こんにちは!専門は打楽器で部活動指導員(吹奏楽)やってます吉岡です。
今回は楽器が高すぎる・低すぎる問題の解決方法について書いていきます。
高さを変えると一気にたたきやすくなったり、ミスが減る、音が良くなることがあります!
(魔法のような、本当の話。)
ぜひ「たたきやすい高さ」に調節してみてください♪
もくじ
マリンバなど鍵盤打楽器
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教育用楽器は小さめに作られているため身長高めの人は弾きづらく、プロ向けのコンサートモデルや海外メーカーの楽器は身長が低いと弾きにくいです。
楽器が高すぎる場合(演奏者が小さい)
・台にのって演奏する
保育園や幼稚園、マリンバ教室などでは よく演奏者が台にのって演奏しています。
またバスマリンバ・コントラバスマリンバなど大きな楽器を演奏するときは、大人でも台にのって演奏します!
台にのって演奏する動画がこちらのサイトで見られます
参考 マリンバ奏者の名倉誠人氏が2020年3月20日にマリンバと混声合唱のための新作をニューヨークで世界初演!Wind Band Press
「すのこ」を使うこともあります。
ホームセンターなどで探してみると、ちょうどいい台が見つかるかもしれません。
「玄関踏み台」「玄関 ステップ」で検索すると、横幅の広いタイプも探せます。
もしDIYに自信があれば、ちょうどいいサイズを自作してしまうのも良いですね。
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楽器が低すぎる場合(演奏者が大きい)
・ヒザを曲げて演奏する
ヒザを曲げて、重心を落として叩いてみてください。
このとき「腰を曲げて」低くしないように気を付けてください。(腰を痛めます)
筆者もマリンバ演奏時にヒールを履くと楽器が低すぎるので、膝を曲げて演奏しています。
(ちなみに身長167㎝、ヒールを履くと170㎝です)
重心の落とし方についてはこちらを参考にしてみてください
マリンバ・シロフォンの和音ロールが繋がらない!コツと練習方法
・楽器を高くする
木の板や園芸用のレンガやタイルを使って楽器の高さを上げることもあります。
(舞台上で楽器移動しないときなどに有効)
木の板なら2枚で高音側・低音側に敷いて高さを上げることも出来ます。
高さ調節できる楽器もある
楽器によっては高さが調節できるように作られている楽器もあります。
たとえば写真のコオロギのシロフォンは、キャスター付近を伸ばすことで高さを変えられます。
ミゾがついているので、4点を同じ長さに揃えやすくなっています。
(画像赤丸の部分)
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高さを変える時は必ず2人以上で作業しましょう!
ティンパニ
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楽器が高すぎる場合(演奏者が小さい)
マリンバなど鍵盤楽器と同様、台を使って演奏することができます。
いらなくなった本や雑誌をガムテープでぐるぐる巻きにして踏み台にすることもあります。
楽器が低すぎる場合(演奏者が大きい)
ヒザを曲げて、重心を落として叩いてみてください。
このとき「腰を曲げて」低くしないように気を付けてください。(腰を痛める上にカッコ悪く見えます…)
重心の落とし方についてはこちらを参考にしてみてください
マリンバ・シロフォンの和音ロールが繋がらない!コツと練習方法
ティンパニ椅子を使う
低すぎる場合も高すぎる場合にも使えます。
ただの贅沢ではなく、椅子を使うことによるメリットは様々ありますが、話がズレるので割愛します。
(ただし、なかなかのお値段です…!)
コンサートチャイム
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楽器が高すぎる場合(演奏者が小さい)
マリンバなど鍵盤楽器と同様、台を使って演奏することができます。
いらなくなった本や雑誌をガムテープでぐるぐる巻きにして台にすることもあります。
ただしペダル操作があるので、あまり身長が小さすぎると台にのっても演奏できないかもしれません。
台にのったままペダル操作できる装置は作れそうな気もしますが…DIY得意な方に相談してみてください…笑
基礎打ちの机
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低すぎる場合(演奏者が大きい)
軽すぎると練習しているうちに動いてしまうので、ある程度どっしりしたものがいいですね。
いらない本や雑誌をガムテープでぐるぐる巻きにしたものや木の板を机の上に置いて、その上に練習パッドを置いたりします。
机の上で滑ってしまう場合は100円ショップなどで手に入る滑り止めシートを使うと良いです。
高さが変われば演奏も変わる
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椅子の高さを変えたら疲れにくくなった経験はありませんか?
同じように、楽器も演奏者によって「演奏しやすい高さ」があります。
高さを変えると一気にたたきやすくなったり、ミスが減る、音が良くなることがあります!(本当の本当です!)
楽器の演奏は腕から先だけではなく、身体全体を使います。
楽器の高さが変わることによって、今まで使えていなかった身体の部分が使えるようになったり、スムーズに動かせるようになったりします。
そうなることで、出せる音量や音色の幅もグンと広がります。
ぜひ色々な高さを試して、自分の「ちょうどいい高さ」を見つけてみてください。
まとめ
- 楽器が高すぎる時は踏み台を活用
- 楽器が低すぎる時はヒザを曲げる
- 高さが変われば演奏も変わる
以上、楽器が高すぎる・低すぎる時の解決方法~高さが変われば演奏も変わる!でした!
サスペンデッドシンバルや、高くならないor低くならないスネアスタンドにもぜひ応用してみてください。
楽器の高さについてはこちらの記事も参考にどうぞ!
適正な高さになっていないことを演奏者本人が気づいていないことも多いです。
「たたきにくい」も慣れてしまうと、それが当たり前になってしまうんですね…。
ぜひ周りの人が伝えてあげるようにしましょう!
それでは、また!