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タンバリンでスフォルツァンド!山型アクセント!たたき方2種類×2種類

タンバリンのスフォルツァンドやアクセント

こんにちは!打楽器の吉岡です。

タンバリンでスフォルツァンド!山型アクセント!

カッコよく決めたいですよね!

今回はタンバリンのアクセント奏法2種類×2種類について紹介していきます。

タンバリンで鋭くキレのいい音を出すには?

タンバリンを歯切れよく タンバリンの鋭い音・キレのある音はどう出す?

構えかたを確認

  • 基礎練習と同じく、左右の腕をハの字にする
  • 側面の穴には指を入れない
  • 親指で打面をおさえる
  • 腕からタンバリンまで1本の軸が通っているイメージで持つ

アクセントの打ち方バリエーション

1.五本指で打つ

5本の指で真ん中を打ちます。

パンッ!と皮とジングルのバランスが取れた、開いた明るい音が出ます。

2.拳で打つ

手をグーにして真ん中を打ちます。

こちらも皮とジングルのバランスが取れていますが、指で打つよりも濃く力強い音色のイメージです。

MEMO
真ん中だけではなく、ワク付近を打つ場合もあります。皮の音よりもジングルの音が強調された音色になります。手をグーにして打つことも出来ます。

逃がす・逃がさないを組み合わせる

さらにこの3種類に「逃がす・逃がさない」を組み合わせることで選択肢を増やすことができます。

たたいた直後にタンバリンを離して衝撃を逃がすか、動かさずに衝撃を受け止めるかの違いです。

余韻を残したり、抑え込んだようなデッドな音にすることができます。
詰まった音、とも言えます。

さらに打った後タンバリンに手を付けたまま皮を抑え込むか、少しだけ離すか…など様々に調節することができます。

どれかが正しいということはなく、奏者によって楽器によって変化してくると思います。

下記の動画では「1.指で真ん中を打つ・逃がす」→「2.拳で真ん中を打つ・逃がす」→「1.指で真ん中を打つ・逃がさない」→「2.拳で真ん中を打つ・逃がさない」の順番でたたいています。

タンバリンの逃がす・逃がさない

やぶれる叩き方

グーで打つ時にタンバリンに対して垂直に打たないように注意します。

写真のような角度でたたくと皮が破れる原因になります。

普通のパンチではなく「猫パンチ」と覚えておくと安心です。笑

まとめ

1.  五本指・逃がす開いた明るい音、自然な余韻
1-2 五本指・逃がさない開いた明るい音、デッドな余韻
2.  拳・逃がす濃く力強い音、自然な余韻
2-2 拳・逃がさない濃く力強い音、デッドな余韻
Tamb.アクセントの基本奏法一覧

タンバリンのアクセントをチェック
  1. 5本指で打つ
  2. 拳で打つ
  3. 衝撃を逃がす・逃がさないの違い

まず指五本で打つか・拳で打つかの2種類の違いだけでもアクセントに変化を付けることができます。

また、この2種類に「逃がす逃がさない」の2種類を掛ければ4種類の打つ方ができます。

さらに力加減や逃がし具合など、こだわればいくらでも変化を付けることができます。

曲の場面に合わせて、楽器に合わせて色々と使い分けてみてくださいね!

それでは、また!