来年リサイタルやろうと絶賛作戦会議中です。
ムフフフフフ。吉岡です。
さて。今回はアップテンポな曲でありがちな
「打楽器のフォルテピアノ+クレッシェンドをカッコよく聴かせるコツ3つ」
を豊富な譜例とともに紹介します。
コツ3つ
よくレッスン先で使っているコツがこちら。
左右の音量や音色を揃える!
など基礎が出来た上でやらないと効果が出ないので、基礎も大切に!
- Pの時間を作る
- クレッシェンドをかけるタイミング
- 頂点の直前を意識
pの時間を作る
まず16分音符に分解してみます。
頭のフォルテを外してみて、最初が小さくなっているか確認します。
耳はもちろん、バチの振り幅(打面からの距離)に注目してみます。
ひとまず、なるべく打面に近いところからたたき始めてみましょう。
右手が利き手なら以下のような手順になるかと思います。
左手は低い位置にセット。打面の近くからたたき始めます。
マル〇をつけた右手2発目の音量があまり落ちていないことが多いです。
その場合、右手だけでバチの動きを観察してみます。
1発目と2発目はストロークが変わってくるはずです。
1発目をたたいた後、すぐ打面の近くへ。
耳でもよく聴いて、「ピアノの時間」が作れているか、確認します。
ティンパニやバスドラムなど音が伸びる楽器なら、「ピアノの時間」はロールのたたく回数を減らしてみてください。
地味なことだけど、気を付ければハデになります。
緊張感が生まれます。メリハリがつきます。
クレッシェンドをかけるタイミング
参考までに音量を1~10の数字に例えて書いてみます。
曲の雰囲気やテンポ、クレッシェンドの長さ、最後の音の音量によりますが、
計画的に音量設計をしてみてください。
ありがちなのが大きくするタイミングが早すぎて、クレッシェンドがボヤけてしまうこと。
譜例のように4拍あるなら、最初は少しづつ大きくして、
最後に向けてギュインと大きくするとクッキリします。
早くクレッシェンドしたい気持ちを「こらえる」と、うまくいったりします。
大人の階段、上ってみましょう。笑
頂点の直前を意識
マル〇を付けた部分。
意識してみましょう。
最後のキメの音の直前の音。
たいてい利き手じゃないですよね 。
ロールでも同じだと思います。
この直前の音とキメの音、音量・音色を近づけましょう。
音楽の流れ、エネルギーの流れが自然になります。
説得力のあるものになります。
単純に言うと、「伝わる」音楽になります。
まとめ
以上、コツ3つでした。
今回は「カッコよく聴かせる」を念頭に紹介したので、
おだやかな雰囲気の曲で出てくるフォルテピアノ+クレッシェンドにはそのまま使うと変かもしれません。
その音楽に合わせた表現を考えてみてください。
モレがないように全てを書き出すと読みづらくなってしまうので、
ひとまずシンプルにコツを紹介しました。
一人ひとりクセが違ったり、身体の使い方も変わってくるので
「これさえやれば出来る!」と断言することは出来ないですが、
少しでも参考になればと願っております。
それでは、また!
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