今回は壁にぶつかった時にも必ず弾けるようになる練習方法の紹介です。
「プラス(上達)するにはマイナス(考えること減ら)して練習する」とぜひ覚えてみてください。
効率よく練習できてモチベーションも保てます!
もくじ
急がば回れ
せっかちな上、譜読みに苦労したことがなかった少女吉岡は、
楽譜が配られると即インテンポでガシガシ演奏するタイプでした。
楽譜読むの得意な子あるあるかと思います。
(もちろん正確ではなく勢いだけで叩く。そして本番で音ハズしまくる。)
テンポを落とした練習がどうしても苦手で、なるべく避けてきました。
うん、大学出るまでまともにやってなかったと思う。
が しかし、
今はテンポ落としてじっくり練習してます。
むしろインテンポの練習よりゆっくりめの練習のほうが多いです。
効果を実感してから取り組めるようになりました。

さてさて。
「〇小節から〇小節目まで」「このフレーズだけ」といった部分練習も
今からお話しするマイナス練習と同じです。
曲のその部分のことだけ集中して練習ができます。
その部分を上達させる、磨く(=プラスする)ことができます!
プラスのためのマイナス。
楽器の練習時間って限られてるじゃないですか。
特に、打楽器は!!!!!!
回り道も大切だけど、出来ることは効率よく。
練習が効率よくなって面白くなる、マイナス練習のやり方は以下のとおりです!
考えることを減らす
アイデア次第で色々できます。
代表的なものだけ紹介していきます!

リズムに集中したい!
メトロノームを遅めで細かく鳴らしてリズムを歌う、
手拍子する、片手だけで叩く
手順や音程、強弱、楽器のこと気にせず、リズムだけに集中する!!
↓
遅め~インテンポにして、両手で机とかお腹とかで叩く
↓
楽器で音を限定して叩く
(例)鍵盤楽器ならドだけ、ティンパニなら1台だけで叩く、など

サウンド、音色に集中したい!
メトロノームなし、1フレーズ抜き出して演奏してみる。
数拍だけとか一発だけとか、伸ばしつづけるとか。
これは管楽器のロングトーンと同じ。
一つの音を伸ばすだけだから、サウンド・音色に集中できる。
正確さや身体の使い方に集中したい!
自分の耳や感覚をしっかり使えるテンポまで遅くしてみる。
テンポを半分ぐらいまで落とす。
出したい音を出す直前の「準備」が確実に出来る遅さで。
鍵盤打楽器なら必ず音を当てる。
ティンパニやドラムなら当てたいスポットに必ず当てる。
音程をつかみたい、暗譜したい(特に鍵盤打楽器)
頭の中で鳴っていない音は出せない!
音を覚えよう!
メトロノームつけずにピアノで音をだしつつ歌う
音を頭の中で鳴らせるようになることだけ考える。
片手で楽器で弾いてみる(順次進行なのか?跳躍するのか?鍵盤の位置を掴む)
手で弾いてみるetc.
目標達成のために、無理のない小さな一歩を踏み出すことを「ベイビーステップ」といいます。マイナス練習も同じく、かみ砕いて少しずつレベルアップする方法です。

原因と目的をハッキリさせる
マイナス練習をいくつかやってみると、
テンポ上がると上手くいかない、
音色に気を遣ったり、
強弱をつけようとするとリズムが崩れるとか、
リズムに不安があるのか?
音がつかめていないのか?
なんとなく演奏している部分が見えてきます。
うまくいかない具体的な原因が掴めるようになります。
RPGと同じで、進む方向や目的がわかれば面白くなってきますよね。
(進む先が分からずグルグルしているの、
一番ツラいじゃないですか…
私の場合、村人の話ちゃんと聞いてないだけですが。)
結果、プラスに!

「これに集中したいから、それ今は捨てる」
でございます。
「集中したいことは1つに絞る」のがコツ。
欲張らないのが近道。
(反対に、捨てるほうは沢山捨てられるといい)
自転車乗るときに
「右足こいで…ハンドル握って…ふらふらしないようにして…」
とか、あまり細かく考えないですよね。
意識的にやってきたことが無意識に出来るようになると、さらに高いレベルへ進むことができます!
そういえば基礎練習ってシンプルで簡単ですよね。

中学生のころ、先輩たちが合奏してる隣の部屋で
ずっと机で基礎練習やってて、ホント退屈でした。
12歳の吉岡、なにも考えてなかった&具体的な目的も教えてもらってなかったから退屈だったんですね。
基礎練習こそ、色々考えながら腕を磨ける
究極のマイナス練習なんだぜ…!
さ、プラス出来るかは自分次第!!!
その十数年後、吉岡は基礎練について考えまくっているのであった。

いい響きが分からない 」
「楽器に問題があるのか
奏法に問題があるのか分からない 」
「今の自分に合った
効果的な練習方法を知りたい 」
悩んでいる・迷っている時こそ
ご相談ください。
真心こめてサポートいたします!