鍵盤打楽器を弾いたときにノイズが鳴ること、ありませんか?
今回はノイズの原因と対処、それから予防法についてい書いていきます。
ノイズの原因
ネジを締めれば収まる、部屋の共振、部品の劣化など様々な原因が考えられますが、鍵盤のヒモをのせる部分が曲がっていることです。
鍵盤のヒモをのせる部分が曲がる
↓
本来当たらないはずの鍵盤に接触する
↓
たたくたびにノイズが出る
真横から見ないと分かりづらく、意外と見落とされがちです。
そのまま使い続けると鍵盤を痛めることになり、ノイズのみならずピッチや響きにも影響が出てくる場合があります。
楽器に優しい運搬を

対処法
鍵盤のヒモをのせる部分=ピンと呼ばれています。

ピンの曲がり具合も見ておきましょう。
垂直になっているかどうか不安なら、分度器やノートをピンの後ろに置いて確認する
案外、ちょっとの力でピンを真っ直ぐにすることが出来ます。
つまり、ピンは少しの力でも曲がりやすい繊細な部分だといえます。
うちのマリンバ壱号機が10歳になりました!ノイズが気になってきたので山ゴムを交換しました。10年間ずっと鍵盤を支えてきてくれたのね…。(左がNEW山ゴム!右は古いやつ。磨り減っているのが分かるだろう?)
— 吉岡理菜Eppa |打楽器×地域部活NPO代表 (@YoshiokaEp_perc) January 29, 2018
ちなみにこのブックオープナー使うと外しやすいし、はめやすいしオススメ。笑 #マリンバ pic.twitter.com/fJftRkKmGA
ノイズの予防法
- 鍵盤に手を付いたり物をのせたり、演奏以外で重さをかけない
- ピンが付いている部分「けた」を持って楽器を動かさない
- 解体して運ぶ場合は、毛布で包みピンが曲がらないように意識しながら運ぶ
日頃のちょっとした気遣いでノイズを予防することが出来ます。
まとめ
・鍵盤を真横から見てピンが曲がっていないかチェック!(分かりづらければ鍵盤をはずして見る)
・ピンが曲がっていたら木槌などで軽くたたいて垂直にする
・演奏以外の衝撃、負荷をかけないように普段から意識する
いい音で演奏するためにも、日ごろから楽器を大切に使っていきましょう!
それでは、また!
ノイズが無くなったらロールもきれいに!?
