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シロフォンやマリンバなど鍵盤打楽器のロールのコツ

こんにちは!打楽器の吉岡です。

今回は2本マレットの鍵盤打楽器のロールのコツについて書いていきます。

ロール三原則

ロール=音を伸ばす、繋げることです。

打楽器の音は基本的に「点」ですが、ロールをすることによって「線」にすることができます。

全ての打楽器の共通する、ロールの三原則があります。

ロールはたたく速さよりもコントロールが重要です。

太鼓でも鍵盤楽器でも、やはり普段の基礎練習でやっていることが大切になってきます。

ロール三原則

・そろえる
・響かせる
・調節する

3つの項目について、鍵盤打楽器に当てはめて書いていきます。

ロールで跳躍すると繋がらない場合はこちら

マリンバ・シロフォンの和音ロールが繋がらない!コツと練習方法

1.そろえる

左右の音量、音色、粒をそろえる必要があります。

どうしても、利き手でない方が弱く不安定になりやすいです。

そのままロールにしようとしても、左右がそろっていないと図のような聞こえ方になってしまいます。

図1

ゆっくり弾く時点から、確実に左右をそろえて練習します。

たたく位置を確認

鍵盤のたたく位置が変わると音色も少し変化します。

片方の手だけヒモの上をたたいていたりすると音色がそろわず、上手くつながりません。

右手だけヒモの上
同じ音色の位置へ
片方だけヒモの上
同じ音色の位置へ

マレットが左右とも鍵盤の中央から同じ距離(つまりヒモからも同じ距離)をたたくように気を付けます。

左右の持ち方を確認

どうしても滑りやすいときはグリップテープを活用!

(剥がすとき、たいていのテープは除光液できれいにできます。)

シロフォンやグロッケン・2本マレットの持ち方2種類

グリップテープを巻いたマレット 4本マレットの「滑る」「カチカチ鳴る」はグリップテープで解決!

どんな練習をすればいい?

太鼓の基礎練習でやっていることを鍵盤でやってみることをオススメします。

メトロノームは付けずに、左右の音がそろっているか聞き取れるテンポで練習します。

自分で聴いてもよく分からない場合は周りの人に聴いてもらいましょう!

聴いてもらう時は「どう?」ではなく「〇〇になってる?」で

曲の中で出てくるロールを、十六分音符や6連符などにして弾いてみるのも左右をそろえるいい練習になります。

もし可能なら、録画したり、鏡を見ながら左右のたたき方を観察してみるのもおすすめです。

慣れてきたらメトロノームを付けて、左右が同じ強弱で同じスピードでたたけているか、確認していきましょう!

基礎練習の譜例はこちらでダウンロードできます

レッスンで使うテキストの紹介

2.響かせる

一打一打を響く音でたたきます。

一発一発響きのないドギツイ音で速くたたくと、図2のようになります。

いくら速くしても、ロールではなく「連打」のように聞こえます。

図2

とにかく速くたたくのではなく、一打一打で響きを繋げていくイメージをもって演奏します。

マレットの持ち方を確認

マレットは力いっぱい握りしめず、たたいた音の振動が伝わるぐらいの握り加減で持ちます。

どんな練習をすればいい?

やはりこれも太鼓の基礎練習でやっていることを鍵盤でやってみることをオススメします。

メトロノームは付けずに、まずは片手だけで響きのある音がだせている聴いてみます。

響いてて繋げられそうな音!
響きがなくドギツイ音!
と交互にやって、どちらもだせるようにしておくと分かりやすく、後々役に立ってきます。

慣れてきたら、左右の響きがそろっているか聞き取れるテンポで練習します。
(響きを聴きたいのでメトロノームは付けない)

自分で聴いてもよく分からない場合は、周りの人に聴いてもらいましょう!

響くって何だろう?

響かせる感覚をつかむ 「響く」感覚を「手」でつかんでみよう~初心者にも挑戦できる方法4つ

響き=振動=脱力と繋がっている!演奏するために大切な感覚

3.調節する

ロールの強弱・曲のテンポ・雰囲気によって、たたく速度などを調節する必要があります。

たとえば、曲の中で「ロール=とにかく早く、回数多く」で弾いてしまうと…(図3)

図3「草競馬」

本来軽く演奏したいはずの音に、余計なアクセントや重さがついてしまいます。

伸ばす音で突然アクセントが付いてしまうと、音楽の流れがいきなりブッた切られてしまいます…。

(子どもっぽい、ともいう)

速さだけでロールしない

「そろえる」「響かせる」ができていれば、自分の限界まで速くたたかなくてもロールに聞こえてきます。

テンポや曲想を確認

たとえ「そろえる」「響かせる」が完璧だとしても、曲のテンポや曲想に合わない速さのロールをしていると、ロールの音だけが不自然に目立って聞えてきます。

ゆっくりなテンポならゆったりめのロールで、
アップテンポではつらつとした曲なら速めで、
落ちついた雰囲気の曲ならロールの回数を少なめに、
元気いっぱいな曲想なら回数多めに、

など使い分けてみてください。

音を出すときに「自分の手」よりも「マレットの先」を意識するとうまくいくかもしれません。

使うマレットを確認

どのマレットを使ってもロールにできることが理想ですが、叩くたびにペチペチ鳴るマレットやヘッド(マレットの先)が大きすぎるもの、重すぎるものは向きません。

テンポや曲想に合わせてマレットも選んでみて下さい。

Let’sマレット選び!

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S.Cym.のロールのコツはこちら

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まとめ

鍵盤打楽器のロールをチェック!
  1. 左右をそろえる
  2. 響きのある音で繋げる
  3. テンポや曲想に合わせて速さを調節する
  4. 合わせてマレットも選ぶ

鍵盤打楽器のロールに慣れると、好きな曲のメロディが弾けたり、より多彩な表現ができるようになります!

それでは、また!

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