4本マレットを練習していると指が痛くなったり、人差し指や親指にタコができたりしませんか?
力が入りすぎているのかな?フォームが良くないのかな?
やり方が良くないのではないかと…と不安に思えてきますが、必ずしもそうではありません。
今回は指に出来るタコや、痛くなった時の対処法について書いていきます。
どうして擦りむけるのか、痛くなるのか
力が入りすぎていたりフォームが原因のこともあれば、そうではないこともあります。
身体はたくさんのパーツでできています。
そのなかでも「手首だけ」「指だけ」をたくさん使っていると痛くなります。
いくらフォームが良くても使いすぎたら痛くなります。
また、マレットと指の当たっている部分が強く擦れることで、皮が擦りむけたり水ぶくれができてしまいます。
さらに指や手首といった小さな筋肉に対して「にぎる」さらに「打つ」動作は予想以上に大きな負荷がかかります。
皮膚や筋肉など各自の限界値を超えた時に痛くなったり、擦りむけたりします。
皮膚の強さも体の大きさも違うので、人それぞれです。
日常生活で使っていない部分なら、なおさらです。
吉岡さん(中2)
擦りむけてしまったら
4本マレットの時にマレットが当たる部分に
(人差し指外側サイドの第2関節と第3関節の間、親指の第1関節と第2関節の間もしくは親指の爪の横内側)
水ぶくれができたり、擦りむけてしまったら。
絆創膏などを貼って保護しましょう。
激しく打つ練習は避け、無理のない動作でできる練習に切り替えましょう。
普段の生活で使わない部分なので、ある程度水ふくれができたり擦りむけるのは仕方ないことだと思います。
続けるうちに擦りむけにくくなり、たとえ擦りむけても治りが速くなっていきます。
マリンバたこ
擦りむけた後も練習を続けていると皮が厚くなっていきます。
多くのマリンバ弾きは人差し指に皮が厚くなっている部分があります。
まさに「マリンバたこ」です。
とはいえ「痛いのを我慢して練習したら上手くなれる!」とは限らないので、無理はせずに「マリンバたこ」を少しずつ育てて(?)いきましょう!
痛くなったら
4本マレットは手首や小指・薬指が痛くなりやすいと思います。
初心者はもちろんのこと、経験者でも大きな音を出そうとしたり、難しい曲を練習し始めたりすると痛くなりやすいです。
痛くなる練習をやめて、様子を見ましょう。
2マレットやバチを使わない練習に切り替えてみます。
繰り返し痛くなるようなら身体の使い方を変える必要があります。
映像を撮って自分の動きを確認したり、レッスンを受けてみるもの手です。
腱鞘炎に注意!
練習しなくても日常的に痛む場合は腱鞘炎の可能性もあります。
早めにに整形外科で見てもらうことをおすすめします。
もし通院できる範囲内でスポーツ外来があればスポーツ外来にしましょう!
楽器演奏に関する問題でも的確に診てもらえます。
(筆者も腕の不調が出た時スポーツ外来にお世話になりました)
腱鞘炎については下記参考サイトで確認してみてください。
(手軽にできる腱鞘炎チェックもあります!)
参考 腱鞘炎の治し方。原因からチェック方法、予防法まで徹底解説!Bauhutte(バウヒュッテ)
まとめ
- 擦りむけたり痛くなったら激しい練習をやめる
- 擦りむけるとだんだん皮膚が強くなる
- 日常的に痛むようなら早めに病院へ
- 繰り返し痛くなる場合は弾き方を変える
痛くなる、擦りむけるといった変化は身体からの大切なサインです。
時には弾き方を変える勇気、休む勇気も必要ですね!
それでは、また!
輪ゴムを使った簡単な補助具の作り方