こんにちは!打楽器の吉岡です。
吹奏楽や打楽器アンサンブルでトムトムやボンゴ、コンガなど太鼓系ををスティックで叩くとき、アタック音がキツすぎて困る場合があります。
今回は手軽に用意できるものでアタック音を和らげる「ひと細工」について書いていきます。
アタック音を和らげる
旋律楽器の音が小さかったり、お客さんと近い・狭い空間で演奏しなければならなかったりと、叩き方で何とかしようとしても限界があります。
そんな時は選択肢の一つとしてスティックのエンドにコルクを巻く方法があります。
スティックの音色をあまり変えずに、アタック音を和らげることができます。
巻き方
ホームセンターなどに売っている薄めのコルク板をスティックをちょうど一周する長さに切り取ります。
スティックのエンド(反対側)にコルクを巻きつけて接着剤で貼り付けます。
乾くまで針金などで固定しておくと綺麗に貼り付けられます。
使い続けたり極度に乾燥するとコルク部分が割れてしまうので、本番で使いたいときは管理に気を付けてください。
楽譜にスティック指定がある場合は、作曲者がイメージしている「スティックの音」から離れてしまわないように気を付けます。
おわりに
楽譜に「スティック」と書いてあるからとにかくスティックでやれば正解、とは限りません。
大切なのは作曲者がどんな音をイメージしているか、その曲(場面)でどのような音が求められているか、考えを巡らせて試行錯誤を重ねることです。
楽器の状態や演奏する場所、アンサンブルなら他パートとのバランスを取りながら、ぜひ工夫してみてください!
それでは、また!
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