「ドラは真ん中叩くと割れるから!気を付けて!」
など、耳にしたことがありますか?
一見ゴツくて強そうな楽器ですが、使い方に気を付けないと本当に割れるので注意が必要です。
大きなひびが!
銅鑼の中心部分、黒い部分に大きなひびが入ってしまっています。
落書きに見えますが、ガッツリ裏側まで割れています。
手の大きさとくらべると、こんな感じ。
もちろん、たたいてもイイ音はしません。
何があったのか
吹奏楽部で使っていた楽器でしたが、他の部活動のイベント用に数日貸したそうです。
借りに来た生徒に対して、打楽器パートの生徒がドラの使い方を一通り説明をしたそうです。
しかし、借りに来た生徒は本番でドラを演奏する生徒ではなかったそうです。
そのイベントの録画を見てみたら、固めのマレットで見事にど真ん中をぶっ叩いていたそうです。
つまり、伝言ゲームに失敗したことでドラは犠牲となってしまいました。
一般的なサイズの銅鑼は10~20万円ほど。
サイゼリヤのミラノ風ドリアに換算すると334皿~668皿分です。
大きな金額ですね。
今回は割ってしまった部が弁償したそうですが、貸す方も慎重さが必要だったのかな…とも思います。
とにかく、貸した方も借りた方も「申し訳ないな…」という誰も嬉しくない結果になってしまいました。
まとめ
- 使う人に直接教える+メモを渡すのがベスト
- 使う人に直接教えられないなら要点をまとめたメモなどを渡す
- こちらの常識が相手の常識とは限らない
- 注意すべきことはハッキリ伝える
- 使っている様子を見に行く
- そもそも高価なものを貸し出すときは慎重に判断する
・こちらの常識が相手の常識とは限らない
忘れがちですが、これ重要です。
他の部の生徒が「適切な力加減での叩き方」を知らなかった可能性もあります。
イベントで実際に叩く生徒に叩かせてみて、指導していれば防げたかもしれません。
ドラは上手に使えば何十年も使える楽器です。
どうか大切に扱ってくださいね!
それでは、また!