こんにちは!打楽器の吉岡です。

マレットの持ち替えしなきゃ!でも狭くてマリンバの周りにマレット台が置けない!そもそもマレット台ないし!
と、いうときに便利な打楽器アイテム「マレットポケット」とその作り方の紹介します!
実はこれ、正式名称がなくて市販もされていません。
(ポケットにもなるマレットバッグはよく売っています。)
なぜか大学時代、私の周りでは「ふんどし」と呼ばれていました…。
マリンバにつけるマレット入れ、これの正式名称というか通称って何なんでしょう…私の周りは「ふんどし」と呼んでいるんですよね…ふんどし以外の呼び方が知りたいです…(切実 pic.twitter.com/8IPaSbb0JQ
— 吉岡理菜Eppa |打楽器×地域部活NPO代表 (@YoshiokaEp_perc) February 3, 2020
ひとまず、マレットポケットと呼ぶことにしました。
「マリンバはみんなで共有、だけど使うマレットがみんな違う!」という時にも大活躍です。
そのままマレットケースとして持ち運びもできます!
マレットの忘れ物防止にも有効です!
もくじ
仕組み
仕切りの付いたポケットです。
鍵盤を支えている桁(けた)のピンに左右のヒモをひっかけて吊るします。
取り付ける時は白鍵側の鍵盤を片手で浮かして、鍵盤のヒモをのせている「ピン」にマレットポケットのヒモをかけます。

作り方
マレットの長さがだいたい35~42cmぐらいなので、この寸法になりました。
厚めで丈夫な布を2枚用意します。(図1)
重めのマレットを入れる、少ない本数でも安定させたいといった場合は大きいほうの布にボール紙を入れるなどして補強すると使いやすいです。

2枚を重ねて、赤線部分を縫い合わせます。(図2)
この時点で大きなポケットが出来ているはずです。

お好みの長さで縫い合わせて仕切りを作っていきます。(図3)
10cm幅だと一般的なマレットを2本余裕を持って入れられます。
頭の大きなマレットを使う、4本セットで入れたい場合はもう少し広めに調整してみてください。

マリンバに吊るす用の丈夫なヒモを取りつけます。(図4)
布を縫い合わせてヒモ代わりしたり、金具を使ったり、この部分は市販品(マレットバッグ)にも様々なタイプがあるので参考にしてみてください。
ホームセンターや手芸屋さんでバッグや小物用の金具を探してみるのがおススメです。

これにて完成です!
寸法や図はあくまで参考程度ですので、ぜひ使いやすいようにカスタマイズしてみてください。
マリンバに取り付けられるマレットバッグの紹介(1万円以下)
ネットの商品紹介には「スティック〇〇本が入ります!」とよく書いてありますが、マレットはヘッドが大きいのでスティックよりも入る本数が少なくなります。
ぜひサイズや用途を確認してから購入するようにしてください。
パール マレットバッグ PSC-MTB
定番のマレットバッグ。4本組みのマレットを8セット(32本)まで収納できるので、学校や団体で所有している場合も多いです。
タマ POWERPAD スティック マレットバッグ PBS50
マレットは最低でも4本組みの4セット(16本)が入りそうです。
外側のポケットにはA4サイズの 楽譜や小物を収納できます。
タマ POWERPAD スティックバッグ PBS24
こちらは同じシリーズの小型版。
4本組みの2セット(8本)が入る大きさです。
おわりに

以上、マレットポケットの作り方でした!
省スペース・持ち運びにも使える・低予算で自作できるマレットポケット。
状況に合わせてマレット台と使い分けてみてください。
もちろんマレット台が一番持ち替えが速くシンプルですが、鍵盤を見ながら持ち替えができるマレットポケットも侮れません…!
「片手ロールしながら片手で持ち替え」も実はやりやすかったりします。
上手に作れなくても客席からは見えないので!
裁縫が苦手でも、ぜひ挑戦してみてください。笑
それでは、また!
気になるマリンバの話



