こんにちは!打楽器の吉岡です。
今回は不思議な形をした小物打楽器「ビブラスラップ」の奏法について書いていきます。
もくじ
ビブラスラップの基本奏法
四角い箱の部分が下になるように持って、球の部分を利き手で叩きます。
箱部分についているネジが緩んでいないか、時々確認してください。
球の部分は叩いて大丈夫ですが、箱の方はぶつけると割れやすいので取り扱いに注意してください。
持つ位置で音が変わる!?
持つ位置や持つ手の握り加減で、響き具合が変わります。
状況に合わせて使い分けてみて下さい。
球の部分をたたいて箱の部分へ振動を伝える楽器なので、つないでいる金属部分を強く押さえつけてしまうと振動があまり伝わらなくなります、
よって、音量が小さく鳴ったり、音が短くなったりします。
1.持ち手を2本とも握る
小さな子どもや、慣れないうちなどフラフラして叩きにくいときにはオススメの持ち方です。
楽器がとても安定します。
安心感も抜群です。はずす心配もありません。
ただし、ガッチリ握ってしまうと、音が響きにくくなってしまいます。
長く響かせたい時には向かないかもしれません。
2.持ち手を1本だけ握る
1番の持ち方に比べるとフラフラしやすいので少し不安に感じるかもしれません。
2番は楽器に触れる部分が少なくなるので、響かせやすくなります。
3.最小限しか触れない
持ち手部分に引っかけるような持ち方です。
球を叩いたあとは楽器がぶらんぶらん揺れ続けますが、一番長く響かせることができます。
3種類を動画で比較
1.持ち手を2本とも握る
2.持ち手を1本だけ握る
3.最小限しか触れない
の順番でたたいています。
上下に叩かなくても…
ビブラスラップを球を手前にして、目の高さに構えることでコンサートチャイム(のど自慢のやつ)のように叩くこともできます。
視覚効果を狙いたい時におすすめです!
長く、大きく鳴らしやすい奏法
力がなくても、小柄な人でもやりやすい奏法です。
足に打ちつける
楽器をさかさま(球を下にして)持ち、片足を少し上げて、太ももに打ちつけます。
腕の重みも使いやすくなるので、大きく、長い音が出しやすくなります。
動画でチェック
(調子に乗って何度も繰り返すと太ももがアザになるのでご注意を!笑)
持ち替え間に合わない!
スタンドに固定するアタッチメントがあります!
(スタンドに固定するので、余韻は多少短くなります)
まとめ
- 球の部分を利き手でたたく
- 球からの振動を邪魔しないように
- 横にしてたたくことも出来る
- 足に打ち付ける方法もある
ビブラスラップの一発、印象的にかっこよくキメたいですね!
鳴らしたい音や状況に合わせて、ぜひ色々試してみてください。
それでは、また!
ビブラスラップの由来や仕組みについてもっと詳しく!
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