お仕事事例紹介

事例紹介:小学5年生の授業「リズムと打楽器」でのゲストティーチャー

2026年5月、神奈川県の小学校にて特別授業を担当してきました!

お仕事の事例紹介として、以下にご要望とそれに即した授業の内容・いただいたご感想をご紹介していきます。

今回のご要望

  • 学校の楽器を活用したプロの演奏を聴かせたい

  • 楽器演奏に親しめるようなきっかけを作りたい

  • 打楽器をひっぱたいてしまう、イイ音、リズムカルな演奏を知ってほしい

  • 小節が数えられない、タイミングがつかめない児童への指導で困っている

総合的な学習の授業で年間を通して「打楽器」を取り上げることになり、楽器の扱いやリズミカルに演奏する方法についての特別授業を行う運びとなりました。

今回の重点

  • 小節が数えられない、
    タイミングがつかめない

この課題は「拍子感が身についていない」「4小節・8小節単位の感覚が身についていない」に起因します。

普段から歌ったり演奏するのが好きで特別に訓練をしなくても感覚をつかめている児童もいれば、つかめていない児童もいます。

この場合、シンプルに①4拍子を刻む訓練、②小節を数える訓練、③楽節感をつかむ訓練が効果的です。

また、

  • 打楽器をひっぱたいてしまう(特に男子)

この課題については、「雑音と音楽の違いを考えてもらう時間」や、自分や相手が出している音を意識する訓練として「リズムリレー」を取り入れています。

授業の流れ

45分授業で以下のような流れとなりました。

  1. 学校の楽器による講師演奏(1分)

  2. 打楽器について簡単な解説(5分)

  3. 小物楽器による講師演奏(2分)

  4. 手拍子で拍子の練習(10分)

  5. 手拍子でリズム練習(15分)

  6. 音源に合わせてみんなで演奏(5分)

  7. 質問コーナー(5分)

各項目の詳細

講師演奏①

4本のマレットを使ってヴィブラフォンで「星に願いを」演奏

打楽器についての簡単な解説

  • 打楽器は人類初の楽器!?
    縄文時代やそれ以前の時代をイメージしてみてください。合図や祈りなど生活の一部として、コミュニケーションの道具として使われていました。
  • 雑音と音楽の違いって?
    ただたたくだけならチビッ子にもできる。違いは大きく2つ。「大小・速い遅い・音色の使い分け」「相手に伝えようとする心」
  • 打楽器はたたくだけではなく、振ったり、こすったりして音を出すことができます。

講師演奏②

トライアングル・タンバリンを使って「たたく」「振る」「こする」を取り入れた演奏、ロール奏法の紹介

手拍子で4拍子の練習(ごはん)

  • 一定のテンポで座った状態で膝うち、講師の「ハイ」の後に手拍子1回を入れる(トンパ)
  • 手拍子1回+膝うち3回=4拍子を繰り返す
  • 5回目の手拍子で止められるかな?(数える練習)
  • グループ(班)ごとに4小節ずつリレー(出番を待つ、お互いを聞く)
  • グループ(班)ごとに円形に、隣の人と1拍目をハイタッチで
  • 起立、4小節おきにジャンプを追加

手拍子でリズム練習(おかず)

「マーボーどうふ」
「ゴーヤチャンプルー」
「スープワンタン」
「ブロッコリー」

おかずのリズム4種類を言葉と手拍子で練習。

リズムを1種類ずつ講師とのコールアンドレスポンス、グループ単位のリレーを通して練習

音源に合わせて楽器で演奏

グループごとに普段使っている学校の楽器(トライアングル、鈴、ウッドブロック、タンバリン、カスタネット)を配布

その間に黒板に以下の簡易楽譜を作成(実際には繰り返しが入る)
今回、音符や五線は一切使いませんでした。

今回はリクエストいただいた「ライラック」に合わせて、3小節間の拍子打ち(ごはん)と1小節のリズム打ち(おかず)を演奏、4小節単位を繰り返して感覚をつかむ(全員同じリズムで演奏)

トライアングル他、楽器のイイ音の出し方やバチの持ち方などを指導

Aメロ、Bメロ、サビと区切りながら落ちついたテンポで練習、最後に音源を流しながら繋げて演奏

(講師は簡易楽譜を指し示しながら「さん、ハイ!」の掛け声を必ず入れる)

ご感想

  • クラスの3分の1ぐらいの子どもたちが音楽に苦手意識があり当日まで少し緊張していたものの、みんな楽しみながら参加していた
  • 音楽が苦手と言っていた児童が「マーボーどうふのリズムがうまく叩けて楽しかった」と感想に書いていた
  • 子どもにとっても私にとってもとても充実していて学びとなる時間でした

    大変貴重な機会をいただき、ありがとうございました!

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