年1回の埼玉県の小学校から依頼いただいたケースのご紹介です。
今回のご要望
市のゲストティーチャー制度を活用するため予算は少ないが、器楽合奏の打楽器レッスンをしてほしい
いろいろな小物打楽器を使うが、各楽器のコツを児童に教えてほしい
木琴や鉄琴がイタイ音になってしまう、ロールに苦戦している
太鼓系が遅れたりズレたりしやすい。テンポを安定させたい
本番まで3回程度、小3~6年生の打楽器担当の児童たちに指導してきました。
お仕事の事例紹介として、以下にご要望とそれに即した授業の内容・いただいたご感想をご紹介していきます。

打楽器×リトミック×児童心理学を活かして3歳から大人まで延べ3000人以上レッスンしてきました、打楽器講師の吉岡理菜(よしおか りな)です!
主な解決方法

- 木琴や鉄琴がイタイ音になってしまう、ロールに苦戦している
マレットの持ち方や叩き方、握りすぎたり叩きすぎたりしていることが多いです。
ロールを速く叩こうとしていると力みやすく、うまくいきません。
速さよりも左右の音色を揃えるときれいに聞こえます。
- 入りが遅れたりズレたりしやすい、小節を数えられない
手順を変えたり、リズムトレーニングに取り組むことでほぼ改善します。
普段から歌ったり踊ったりするのが好きで自然に感覚をつかめている児童もいますが、つかめていない児童もいます。
この場合、シンプルに①拍子を刻む訓練、②楽節(まとまり)感をつかむ訓練が効果的です。
レッスンの流れと指導例
45分授業で以下のような流れとなりました。
今回の小学校では2時間目に3年生、3時間目に4年生、別日の3時間目に5年生、4時間目に6年生の学年合奏の流れで進めました。
合奏場所にて打楽器の児童のみレッスン(20分)
合奏場所に鍵盤ハーモニカ・リコーダー隊が合流、
担当の先生に合奏を進めてもらいながら、演奏に応じて打楽器の児童各自へアドバイス(20分)片付けしつつ質問を受け付けたり個別にミニレッスン(5分)
合奏場所にて打楽器の児童のみレッスン
♪剣の舞・スネアドラム(小6)
テンポが速いこともあって、裏拍が不安定に…
右手で表拍(休符)を太鼓の「ふち」で叩く(慣れたら空振り)
左手で裏拍をたたく
に変えてみました。
裏拍は意識すればするほど遅くなってしまうことが多いです。
速いテンポでも曲に合わせて拍子をとる…意外とできますよね。
そして左右の手を交互に動かすのは簡単ですよね。
彼は右利きだったので、裏拍を左手でオマケだと思ってもらうことにしました。
ちなみに、本来叩かない表拍の「右手をしっかりね!」と伝えたら安定しました。
木琴・鉄琴(小3〜6)
1.マレットを握りしめて無理やり速く叩く
2.適度に力を抜いて均等なツブで響かせている状態
2通りを私が弾いて、近くで観察してもらいました。
みんな直感的に違いが分かるんですよね。
すぐに真似してくれました!
合奏中のワンポイントアドバイス
演奏中に入るタイミングの指示を出したり、合奏が止まったタイミングで本人にすぐアドバイスを伝えていきます。
上手くいかなかったとしても今できていることを伝えて、ひとりひとりに自信と目標を持ってもらえるよう声掛けをしていきます。
ご感想

音楽の先生より
- 「速くたたけないから出来ませーん」と投げやりになっていた児童もロールにチャレンジしていた
- いつも遊んでしまう男子たちがレッスン後は競って練習しはじめた
- 子どもたちにとっても私にとっても、とても充実していて学びとなる時間でした
大変貴重な機会をいただき、ありがとうございました!
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正直な話、赤字続きの時期だと引き受けられないのですが…
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