吉岡さん(中2)
あるところに合わせシンバルでキメの四分音符一発に悩む中学生がいました。
原因は「早い」「速い」がごちゃごちゃになっていたこと。
「音を止める動作」を整理して、選択肢をハッキリさせたら解決したようです。
動作を整理する
「はやく音を止める」と言うとフワッとしていますが、
「四分音符1つ分のばして素早く止める」
(止めるスピードが速い)なのか、
「四分音符1つ分のばしきらないで止める」
(止めるタイミングが早い)なのか
分けて考えることができます。
音を止めるタイミングが同じだとしても、素早く止めるか・普通に止めるか・ゆるめに止めるかで聞こえ方が変わってきます。(下図)
素早く(きつめに)止めるだと歯切れよく、
ゆるめに止めると余韻を残す感じで丸みを帯びたリリースになります。
ちなみに、
止めるタイミングを早くしようとする→止めるスピードも速い
ゆるめに止めようとする→止めるタイミングも遅くなる
と、無意識になっていることが多いようです。
選択肢を増やす、整理して使い分ける
アタック・コア・リリース…
管楽器ならよく聴く言葉ですが、打楽器も同じだと思います。
打楽器でも音の処理を考えるだけで説得力のある演奏につながります!
「点」で演奏しがちな打楽器ですが、音価(音の長さ)を意識できるようになるともっと表現が広がります。
私の場合、音を「面積」で考えるようにしたら音に対する選択肢が広がりました。 グゥゥ~んと広がりました。
関連した記事を2つほど。
サスペンデッドシンバル(サッシン)の音色の変え方【動画つき】
分かっていること・できることを必要な時に必要なだけ使えないのではもったいないですよね。
上達するというのは自由自在になること。
自由自在ということは沢山の選択肢から選べて組み合わせられるということ。
新しい選択肢を増やすだけではなく、すでに自分が持っているものを整理して使い分ける、というのも選択肢を増やす方法のひとつ。
今回の生徒は後者の方法で選択肢が増えました。
がむしゃらもいいけど、立ち止まって考えるのも立派な練習!
それでは、また!
いい響きが分からない 」
「楽器に問題があるのか
奏法に問題があるのか分からない 」
「今の自分に合った
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