打楽器×部活×ガムラン=!? 吉岡理菜の随想録

打楽器アンサンブル、音色に変化をつけるには?まず4種類!

ただ、たたくだけでも演奏できたように思えてしまう打楽器アンサンブル。


鍵盤楽器を含まない太鼓だけのアンサンブルって
ドレミ~といった音程がないので演奏する側も表現に悩みますよね。

(メロディが無いって言うと伝わりやすいかもしれないけど、太鼓のアンサンブルも決してメロディが無いわけではない。)

音量の大小とか・・・
テンポの変化とか・・・
音色、と言われても・・・
太鼓の音色のつくり方ってよくわからないや・・・

と、とにかくイメージと勢いで叩いていた中学生の吉岡さん。


そんな時代から十数年。笑
今回は太鼓(パーカッション)の演奏を面白くする音質・音色えらびのヒントを書いてみます。

ちょっぴり物理的に打楽器を響かせることを考えてみるたたき方によって変わる音色や響きを物理目線で考えてみる。

点と濃さで考えてみる

(今のところ色彩は無視して、)
濃い色と薄い色で同じ面積を塗ってみます。

全く受ける印象が違いますね。
美術の授業みたい。笑

円を音に見たててくださいね。

太鼓(打楽器全般)はフルートやピアノ、ヴァイオリンなのように音を伸ばすことができません。

音を伸ばすことを「線」とするならば、
太鼓の音は「点」です。
(ロールも点の集合です)

1.濃い色の小さな点。

小さくても存在感がありますね!
無地の背景、対象的な色の背景なら、なおさら。

これを音に置き換えたらどうでしょう。
「小さいけれど濃い音」、つまり
「音量は小さくてもクッキリとした音」となるでしょう。

たとえば、こんな時に使えると思います。

アクセントは単に「強く」ではなく、「目立たせて」と考えることをオススメします。

小さな音でも会場の一番後ろの席までハッキリ聞き取れる音。
意識しなくても耳に入る、注意をひく音。
まさに「山椒は小粒でもぴりりと辛い」

2.濃さはそのままに円を大きくすると

存在感がありますね!
しかも重そう!

こうなると大きな音、強い音、主張のはっきりした音がイメージされますね!
誰がどう聞いても、主役!
お客さんの耳を引く、耳に残る強烈な音です。

3.大きな円を薄い色で塗ってみると

面積は広いけれど、ぼんやりとして円自体の存在感は薄くなりました。
背景なのかな?とも思えてきます。

音に置き換えて見ると、
「音量は小さくないけど周りと溶け合っている音」
といったところでしょうか。

ある程度の音量はあるけれども、主張しすぎない音。
よく響くところで「やっほ~」とラクに声を出すような。
自然と聞こえてくる風の音や虫の鳴き声、波音などでしょうか。

4.薄い色で小さな円を塗ってみると

柔らかい、優しい印象を受けますね。

この点が切れ目なく続いていたら、バスドラムが静かにロールしているようですね。

イメージを共有しよう

色の濃さと面積のバランス。

どのぐらいの大きさにするか、
どのぐらいの濃さにするか。
どんな形にするか。

数人でイメージを共有しなければならないアンサンブルだからこそ、
みんなが理解できるように音色について考えてみてください。
そして、その意見をメンバーに伝えてみてください。

音のイメージを具体的にして共有するならコチラもおすすめ! ↓

演奏にメリハリを!いま出してる音、どのへん?

私はスネア、僕はウッドブロック・・・と楽器は違えど、
説得力のある演奏にするために音色の統一や変化は大切なポイントです。

柔らかい音⇔硬い音
大きい音⇔小さい音
強い音⇔弱い音
重い音⇔軽い音

など具体的な言葉で表現することも、時には必要です。
(今回取り上げませんでしたが、点の大小を「距離」として考えてみても、面白いと思います。)

ポイントは「変化」

 聴いててワクワクする、心をワシづかみにする演奏のポイントは前後の「対比」「メリハリ」です。

それによって「変化」が生まれます。


変化がなければ
芸術も、スポーツも、流行も、遊びも、仕事も、人生も、人間は飽きてしまいます。

しかも、その前後の変化を
「大きく変化」させるか、
「小さな変化」に抑えるか
「いきなり変わるか」
「じわじわ変わるか」

(音量が小さい音=弱い音 ではない!)
(こちらの記事で詳しく解説しています↓)

打楽器うるさい問題、弱くたたくだけでは解決しない!?~管楽器とブレンドする方法

以上を意識してみるだけでも太鼓(パーカッション全般)の演奏、練習がかなり面白くなってきます!

気持ちだけでは音楽にならない

大切なのは、ただ音をイメージするだけでなく、耳と身体の使い方にも意識を使うこと。

実際に出てきた音がイメージ通りになっているか、
客観的に伝わるかどうか。

どんな身体の使い方をしたら、出したい音が出せるのか。


バチを変えることだけが音色を変える手段ではありません。
自身の腕や手首、指の動き、タイミング、スピードはどうなっているか。

意識する。
耳を使う。
(よく分からなかったら、とにかく生演奏でもCDでもyou tubeでもいいから上手い人の演奏を聴いてみる!)


同じバチでも身体の使いかた次第で何通りもの音色が出せます。

同じ合わせシンバルでも様々な音色が出せるようにね!

上手い演奏は動きが大きい!? 激しく爆発するスコア譜打楽器の出番少ない!つまらない!いやスコアを読めばきっと面白くなる!


センスも大事ですが、理論的な考え方も大事。
アツくなることも必要だけど、時には冷静になることも必要。
目指せギャップ萌え! 

打楽器アンサンブルは本当に奥が深くて広くて、
やればやるほど面白いです!ほんと!

パーカッションの演奏をもっと面白く奥深いものに!

私も日々研究し、精進して参りたいと思います♪

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