こんにちは!打楽器の吉岡です。
今回はタンバリンの音をもっと鋭く!キレよく!歯切れよくするコツについて書いていきます。
アクセントの奏法についてはこちら
タンバリンでスフォルツァンド!山型アクセント!たたき方2種類×2種類
構え方を確認
- 基礎練習と同じく、左右の腕をハの字にする
- 側面の穴には指を入れない
- 親指で打面をおさえる
- 腕からタンバリンまで1本の軸が通っているイメージで持つ
打つ角度
意外と見落とされがちなのが「タンバリンの角度」です。
角度によって音の印象が変わってきます。
下の動画では垂直な状態から段階的に水平にしていってたたいています。
縦よりも横に近いほうが歯切れは良くなっていきます。
とはいえ楽器の個体差によってベストな角度は変わってくるので、ぜひ自分の使う楽器で試してみてください。
打つ位置
写真のように楽器を持っている手の延長線上の位置をたたくと、一番反応がいいです。
構え方の確認にもあった「腕からタンバリンまで1本の軸が通っているイメージで持つ」が大切で、しっかり楽器を支えていないとふにゃふにゃした音になりやすいです。
力を抜きすぎず入れすぎずの状態が良いです。
打つときのコツ
鋭いって何だ?
鋭いって何でしょう?代表的な意味を挙げてみると
1 物の先が細くてとがっている。また、刃物の切れ味がよい。
2 感覚が鋭敏である。反応が速い。また、判断力がすぐれている。
3物に向かっていく勢いが激しくて強い。
goo国語辞https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E9%8B%AD%E3%81%84_%28%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%A9%E3%81%84%29/書
言葉の意味から考えていくと、打つ時のスピードは速く、音は広がらない方がいいみたいですね。
勢いを持って飛んでいき突き刺さる、弓矢のようなイメージを持ってみるといいかもしれません。
キレがいいって何だ?
よく「キレッキレの動き」「キレっキレのダンス」といったりしますよね。
要するに、あるポーズからあるポーズに移り変わる動きが素早く、全く無駄が無いことなのだと思います。
タンバリンの演奏に置き換えてみれば、無駄のない動きで素早く打つことが大切になってきます。
リズムのとらえ方
蚊を捕まえる時、すばやく手を動かさないと捕まえられないと思います。
イメージの話になりますが…
自分がたたくタイミングが「来たらたたく」
というよりも「取りに行く」「捕まえる」ようなイメージをもってたたくと感覚がつかめるかもしれません。
練習方法
指をタンバリンに付けた状態からジャンプするように離す練習がおすすめです。
ジャンプするときに地面をけって伸びあがるようなイメージです。
無駄な力をかけずに、タイミングや瞬発力をつかって鳴らしていきます。
自分がジャンプする高さを自由に変えられるように、音も自由自在に変化させることができると思います。
禁断の方法
実は楽器の状態や性能などによって限界があります。
どうしてもキレが良くならないときは、試奏して歯切れのいい楽器を買うのも手段のひとつです。
(ベロンベロンの皮だったりジングルが痛んだりしているとどうにもなりません…)
高品質で使いやすい「GROVER(グローバー)」がおすすめです
まとめ
- 縦よりも横で
- 持っている手の延長線上で
- 「取りに行く」「捕まえる」
- たたくスピード感
- 指を付けてから離れる練習で瞬発力を
以上、タンバリンの鋭い音・キレのある音はどう出す?でした!
それでは、また!