こんにちは!中学校の部活動指導員3年目の吉岡です!
今回は「部活共有フォルダを作り、QRコードを使って音源や動画を生徒と共有」したらとても便利だったお話です。
特にコロナ対策で保護者が生徒の演奏を聴く機会が激減した今、本当に喜んでもらえました。もちろん、生徒からも好評です。
作り方や効果を書いていきます!
ナイスアイデア!
同じく中学校で部活動指導員をやっている友人からこの話を聞き、衝撃を受けました!(コロナ前からやっていたそうです)
録音・録画した自分たちの演奏を聴いて練習を進められたらいいのに…
もちろん生徒のスマホは持ち込み禁止だし…
と何となく日々思っていたところでした。
平成生まれのくせに、なんで今まで思いつかなかったんだ自分…!
コロナ対策にも役立つので早速、勤務先でも取り入れることにしました!
作り方
step
1共有するフォルダを作る
DropboxやGoogleドライブなどで部活専用フォルダを作ります。
step
2専用フォルダへのリンクをコピーする
「リンクを取得」「共有」などをクリック、専用フォルダへのリンクを手に入れます。
※リンクを知っている人が「閲覧可能」を選択します。「閲覧・編集可能」を選択しないよう注意
step
3リンクからQRコードを作る
「QRコード作成」で検索すると、無料で作れるサイトがいくつも出てきます。
step
4QRコードの画像をダウンロード
QRコードの画像を保存して、部員に渡すプリントを作ります。
step
5裁断、配布
部員が各自スマートフォンで読み込み、共有フォルダにアップロードされた動画や録音にアクセスすることができます。
うちはA4の紙に3×8で作って、裁断して配りました。
Dropboxを使っているので、アプリを持っていなくても共有フォルダにアクセスできるように「ウェブ版の利用を継続を選択」と入れています。
step
6録音や録画のアップロード
部活専用フォルダに録音や録画、画像をアップロードしていきます。
録画はデータサイズが大きいので、YouTubeに限定公開でアップロードし、リンクを貼るようにしています。
※限定公開はリンクを知っている人だけが観れます
日付や曲名などをタイトルにしておくと、見つけやすく使いやすいです。
スマホが使えない場合は、CD-Rにして渡すなどして個別に対応しています
スマホで手軽に録音・録画
録音・録画は基本スマートフォンでやっています。
そのままアップロードも出来て便利です。
こちらのZOOM MSステレオマイクロフォン iQ7はiPhone・iPad用ですが、取り付けるだけで内蔵マイクよりも高音質で録音・録画することができるので普段から使っています。
打楽器が特にそうなのですが、マイクとの距離が近くて音が割れてしまう…というときも録音レベルを手軽に操作でき、きれいな音で録ることができます。
※録画に使う時は少しコツがいるので、ぜひネット上の記事をご参考に!
注意点
これは副顧問の先生からアドバイスいただいたことなのですが…
落としたり無くしたりしないよう、QRコードの扱いに注意するよう、部員に必ず伝えるようにします。
また録音や動画も個人情報なので、SNSなどに勝手にアップしないこと。
そして本来の用途以外で使ってしまった場合は、以後このデータ共有は出来なくなるので全員で気をつけていこう、ということになりました。
注意が必要な反面、ひとりひとりの責任ある行動が部員みんなを守る、情報リテラシーを身につけるいい機会になっていると思います。
効果
・学校の方針で保護者を呼べなかった「学内アンサンブルコンサート」を録画、保護者の方も見ることができた
・部員たちが客観的に自分たちの演奏を聴くことができた
・録画することによって、演奏のみならずステージマナーやステージ映えについて部員がチェックできるようになった
・思い出の写真や集合写真などの画像も共有できるようになった
・以前は録音や録画を部活の時間中にみんなで聴いていたが、各自が自宅で聴けることによって部活の時間は楽器の練習に専念できるようになった
まとめ
今のところ勤務校では学内のアンサンブルコンサートとアンサンブルコンテストに向けた通し練習の録音でしかまだ使っていませんが、今後は外部講師のパートレッスンや合奏の通し練習などを録音して活用していきたいと考えています。
それでは、また!