こんにちは!
部活動指導員で打楽器奏者・作編曲の吉岡です。
勤務校では、伝統的にマウスピースやリードを生徒が購入しています。
出入りの楽器屋さんにご協力いただき、今日は1年生のマウスピース選びを行いました。
各楽器のマウスピース数本を持ってきていただき、実際に生徒が吹いてみて自分に合ったものを選びます。
試奏に立ち会ったら驚き!
突然うまくなったか!?と錯覚するほど、出てくる音が違いました!
私は打楽器なのでマウスピースに詳しくはないのですが、今回強く感じた「自分に合ったものを選ぶ大切さ」について書いていきます。
楽器と身体を繋ぐ部分
マウスピースは楽器本体と奏者の口を繋ぐ部分です。
ひとりひとり歯並びや口の大きさ、唇の厚さなどが異なります。
大抵の場合、学校の備品のマウスピースは選択肢が少なく自分に合ったものがあるとは限りません。
自分に合ったマウスピースを使うことで楽器もコントロールしやすくなり、演奏しやすくなります。
ちょうどいい例えが見つかりませんが、「靴」に置き換えてみると分かりやすいです。
自分の足にぴったりフィットする靴だと疲れにくく、とにかく快適ですよね。
歩くのが好きじゃなくても、なんだか出かけたくなると思います。
お金に換えられない価値
マウスピースに限らず自分に合ったものを使いはじめると、パフォーマンスは飛躍的に上がります。
また靴で例えてみます。
履くことができれば靴として機能はします。歩くことは出来ます。
しかし、足にフィットしない靴で歩いていると痛くなってきたり、そもそも歩くこと自体が嫌になってくるかもしれません。
自分に合ったものを使えればモチベーションが上がり、効率・生産性が見違えるように良くなります。
成長の機会を何倍何十倍にも大きくすることができます。
マウスピースは安い買い物ではありませんが、自分に合ったものを選ぶことで部活動の時間が何十倍にも有意義な時間となります。
3年間の充実度を考えると、お金に換えられない価値があると思います。
自分で選ぶことの大切さ
学校にあった借り物のマウスピース。
自分で選んで買ったマウスピース。
全く重みが違うと思います。
存在感が違うと思います。
幾つかの選択肢から自分の意思で選んだマウスピースを使っていると、保護者の方に購入してもらったとしても、自ずと責任感・自主性が生まれてくるようです。
自分で選んだマウスピースなら、演奏上うまくいかないことはもうマウスピースのせいにはできません。
自分の楽器や演奏の責任感、自分の意思で自分を良い方向へ向かわせる自主性が育っているのだと感じています。
(リードも各自購入しているため、1枚1枚大切に使っています。)
おわりに
まさに、楽器と奏者のシンクロ率が急上昇する瞬間に立ち会えました!
自分に合わないマウスピースでも音は出ます。
でも、音を出すだけでは音楽にはなりません。
長いようで短い3年間。
たかがマウスピース、されどマウスピース。
多感な3年間の充実度を考えると、お金に換えられない価値があると思いました。
新しいマウスピースを手に入れた1年生たち。
1年生たちの音が変わって刺激を受ける2年生たち。
これからどんな音を聴かせてくれるか、夏休み明けの活動が楽しみです!
それでは、また!
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