打楽器×部活×ガムラン=!? 吉岡理菜の随想録

吹奏楽部の部費、どれくらいのお金が動いている?

五円玉がたくさんついたサスペンデッドシンバル

こんにちは!打楽器の吉岡です。

吹奏楽部というと、他の部活に比べてお金がかかりそうなイメージがあると思います。

部員はもちろん、これから吹奏楽部入ろうか考えている人に向けて、吹奏楽をやるのに「どんなことに」「どれくらい」お金がかかっているのか、具体的な金額とともに紹介していきたいと思います。

学校によって差が大きい

公立私立、中学高校、学校の規模や地域性など、学校や部の方針によって大きく変わります。

部員から集めるお金(部費)は部活全体のために使われます。
個人楽器の修理や消耗品は、個人がその都度お金を出すことが一般的です。

個人持ちが多いもの
・フルート、クラリネット、アルトサックス、トランペットなどの楽器
・金管楽器のマウスピース
・クラリネット、サックスなどのリード
・お手入れセット
・打楽器のスティックなど
(煩雑になるので個人支出の金額は割愛)

(楽器購入にお金は使えません…という場合でも、学校の楽器を使ったり大型楽器を希望したりする方法があります。入部のとき確認されることが多いです。)

入ってくるお金

部活の収入です。

部費

部員から集めるお金です。
例えば、部員30名×¥10,000なら¥300,000(30万)ですね。

お金いっぱい集まるじゃん!
いえ、後で紹介する「出ていくお金」を見るとこの程度の金額すぐ溶けます。泣

部員が多ければ、ひとりひとりの負担を少なくしてお金が集められます。
(頑張って新入部員を獲得しよう!!!)

とは言え、部員が多いほど楽器運搬費や修理費など、部活全体でかかるお金も高くなっていきます。

学校・生徒会費

学校や生徒会からもらえるお金。
参加するイベントによっては、楽器運搬の補助金がもらえることもあります。
これも私立・公立、地域や伝統によって大きく変わってくるところです。

手元の資料では生徒会費として¥70,000ほど入ってきています。

出ていくお金

次は気になる支出です。
学校それぞれですが、ありがちな項目をピックアップしていきます。

楽器修理

学校の楽器を使っている場合、部費から出ることが一般的です。

経験上、楽器1台に付き¥3,000~¥50,000ほどです。
修理内容によって金額が大きく変わります。

部員が多いほど、部の楽器が多いほど金額が大きくなります。
長年使われている楽器だと、どんなに大切に使っても修理が必要になることがあります。

吉岡さん(中2)

楽器は大切に扱いましょう…(震え声)

楽譜代

流行りのポップスやコンクールで演奏する課題曲や自由曲などのおよその金額です。

ポップス楽譜1冊¥4,000~¥10,000
課題曲一式¥16,000
レンタル譜1冊¥10,000~¥50,000

夏のコンクール(学外イベント)

夏のコンクールに向けてホール練習をする吹奏楽部

ご紹介するのは埼玉県某所、およその金額です。
(ホール代・運搬費は地域によって大きく変わります)

学外イベントで演奏するときも楽器運搬は必要なので、運送会社に依頼したり保護者の車で運搬したりします。
(打楽器はトラックでないと厳しいですが…)

ホール練習1回当たり

ホール利用費・設備費(午前中・午後)¥40,000
楽器運搬費(トラック)¥30,000

学校によってやらない場合もありますし、何回かやる場合もあります。

コンクール

コンクール参加負担金¥20,000
楽器運搬費(トラック)¥30,000

そのほか交通費など
上位大会に進めば進むほど金額が増えていきます。

レッスン代

これも金額の幅が大きく、講師1名に付き約¥5,000~¥15,000です。

音大生だったりプロだったり、近所の方か遠方から来るのか、作曲者やバンドディレクター(合奏指導)によるレッスンなのか、金額に大きな幅があります。

例えば1年に1度、フルート・クラリネット・サックス・トランペット・トロンボーン・ホルン・ユーフォニアム・テューバ・コントラバス・パーカッションと10パートそれぞれのレッスンを¥5,000でやった場合、
¥5,000×10パート=年間¥50,000になります。

どんな金額かというと、マックの5個入りチキンナゲットが250箱買えます。
スタバのキャラメルフラペチーノtallサイズは約100杯買えます。

MEMO
年に数回レッスンを依頼する場合もあれば、反対に金管・木管・打楽器などに分けて幾つかの楽器を教えられる講師を呼ぶ場合もあります。

楽器・消耗品購入

クラリネット、サックス、オーボエやファゴットのリード
オイルやグリスなどお手入れセット
部の所有として使っていくもの(打楽器、大型楽器など)

楽器購入は数十万~数百万単位になるので、公立の場合は学校の予算が使えるタイミングなど、特別な年に購入することが多いです。

お金の向こうには必ず誰かがいる

大切な花

部活に限った話ではありませんが、楽譜など目に見える「モノ」でも、レッスンなど形に残らないけど相手の時間や能力が使われる「コト」でも、お金の向こうには必ず誰かがいます。

身近な人で言うと、

・リペア屋さん
・講師の先生
・トラックの運転手さん
・ホールのスタッフさんなど

お金がどこへ繋がっていくのか。
あまり見えない部分だと、

・作編曲家
・楽譜の浄書屋さん
・すぐ学校に届けてくれる運送屋さん
・楽器の職人さん
・ホールの掃除や点検をする人など

ちょっと大げさかもしれませんが、
数えきれないほど たくさんの人の手によって支えられています。

特に部活動は学校の先生方、保護者の方々の無償の大きな支えで成り立っています。

まとめ

私は中学高校と、金額のイメージがない中でひたすら演奏していました…。

(これはこれで「お金の心配をせず仲間と音楽に夢中でいてほしい」親の計らいだったのかもしれません)

お伝えしたいのは
「お金払ってくれる親に感謝しろ!」とか
「部費をなるべく削減しろ!」ではなく、
「どんなことに」「どれくらい」お金がかかっていてそのお金と引き換えに自分たちは何を得ているのかを知っておくと、もっと毎日が面白くなるぞ!
ということでした。

モノだけではなくコトにも価値があるということ。
見えていないけど自分に元気をくれる、音楽と同じですね。


それでは、また!

コメントを残す