打楽器×部活×ガムラン=!? 吉岡理菜の随想録

部活再開!仮入部!吹奏楽部の新型コロナウイルス感染防止策、どうする?【2021年版掲載】

こんにちはこんばんは!
部活指導員の吉岡です。

本日(2020年6月23日)より活動再開しました!
数か月ぶりの音出し&マウスピースなどの洗浄・消毒の確認をしました。

今回は感染防止策のひとつとして、勤務校での取り組み方を紹介していきます。

三密を避けできる限りの感染予防をする、その中で、できる限りの活動をする。
部活再開に向けて他校の先生や指導員仲間と意見を交わし、楽器メーカーのサイトなども参考に、勤務校の実情に合わせて固めた作戦です。

前回までのあらすじ↓

吹奏楽部のウィズコロナ、運営と対策はどうやっている?


そもそも部活動指導員って何ぞや?という方はこちらをどうぞ!↓

部活動指導員(吹奏楽)って何するの?

部活動の新しい習慣

2021年3月現在、週4日ほどで全員(30名)で活動できています。
音楽室周辺のみでの活動だとどうしても密になるため、普通教室も使えるようになりました。使った椅子や机を出しっぱなしにしてもらい、消毒することで使わせてもらってます。

自分しか使わないものは消毒しなくても良し、みんながさわるものを消毒するようにしています。

2020年時は2、3年生合わせて35名ほど、普段個人・パート練習で借りている普通教室が現時点では使えなかったため、活動場所が音楽室周辺のみになりました。

したがって、日替わりでAチーム(Fl.&Ob.、Sax.、Hr.、Euph.、Perc.)、Bチーム(Cl.、Tp.、Tb.、Tuba)に分かれての分散活動になっていました。

部活動開始時

・ドアや窓、音楽室・準備室の開け閉めは教職員が行う。(学校からの指示)

・カバンは一箇所にまとめず間隔をあけて置く。

・手洗いうがいを済ませる。

・開始ミーティング時もマスク着用、なるべく間隔をあけて行う。

・挨拶練習は無し、呼吸練習をする場合はパート練習の時間に向かい合わないようにして行う。

楽器出し

・密を作らないよう準備室は一方通行とし、廊下側ドアから入り、音楽室側ドアから出るようにする。

・楽器庫が混み合ってしまう場合、楽器出しは3年生→2年生の順で時間をずらす。可能なパートはケースごと持っていき活動場所で楽器を出す。

※しゃべらず無言でできるのであれば、一斉に準備できると思います。(満員電車で感染爆発しない話)

個人・パート練習

・打楽器は常にマスク着用。

・普通教室には最大8名ぐらいまで、各自2メートル距離を取り、パート練習など向かい合わせで座るときは左右ずらして座る。

・頭部管・マウスピースのみでの練習は布を当てて行う、もしくは窓際で外へ向かって行う

・歌練習はマスクをして行う。

・金管楽器の水抜きは水抜き雑巾に近づけて行う。

飛沫が見える実験動画ほか

ヤマハが公開している「管楽器・教育楽器の飛沫可視化実験」動画もとても参考になります。
近日中に生徒にも見てもらおうと思っています。

ヤマハ 管楽器・教育楽器の飛沫可視化実験

管楽器演奏活動の場における新型コロナウイルス感染防止対策情報

咳をすると、キャンドルを吹き消すことができますし、火を1.50メートルの距離まで揺らすことができます。トランペットでは、ベルから30cmの最大距離でキャンドルの火を揺らしたり、吹き消すことはできません。

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【7/15追記】他にも、各学校レベルでも独自の検証が行われているそうです。

楽器片付け、ミーティング

・楽器庫が混み合ってしまう場合、楽器片付けは学年に分かれて時間をずらす。

・一方のグループが片付けている間、手洗いうがい・スワブの洗浄などを済ませる。

・マスク着用、なるべく間隔をあけて行う。

・窓やカギ閉めは教職員が行い、生徒下校後、活動場所の消毒をする。

楽器体験時に気を付けたいポイント

仮入部・新入生に向けて

・Aチーム、Bチーム分散活動の場合は、事前に仮入部を行うパートと日にちを音楽室前に貼って告知しておく。
(新入生に分かるように、楽器のイラスト入りで!)

・仮入部受付が密にならないように、間隔をあけて待機してもらい、受付係がパートへ割り振る。

体験楽器を変えるごとに、新入生に手洗いまたは手の消毒をさせる。

・新入生が使うマウスピースの洗浄・消毒、バチや小物楽器の持ち手などの消毒を徹底する。

※楽器を付けた状態で上手く音が出せないなど、やむを得ず頭部管・マウスピースのみで新入生に吹かせるときは、吹いた後に手指で目や口を触らないよう伝えた上で慎重に行う。(頭部管・マウスピースのみ音出しはクシャミ未満、発声以上の飛沫)

・向かい合って指導する場合はフェイスガードなどを使う
※フェイスガードは「飛んでくる飛沫を防ぐ」ものなので、マスクも着用する

・楽器体験は個人・パート練習と同様、なるべく向かい合わないよう同じ方向を向いて行う。

・新入生のとなりで教えるなど発声時はマスク着用。

仮入部・マウスピースの洗浄

新型コロナウイルスに有効な食器用洗剤や住宅用洗剤についてはは独立行政法人製品評価技術基盤機構 NITE(ナイト)にて最新情報が確認できます。

食器用洗剤ビニル手袋を水道に置き、
各パートには
・キッチンペーパー
・ペーパーなどのごみを入れるビニル袋
・ノンアルコールティッシュ

を配布しました。

ひとつの楽器体験が終わったら先輩と一緒に流しに行き、先輩の指導のもと新入生の手でマウスピースを洗ってもらうようにしています。

金管 マウスピース

・唾が表面と内部に残らないように食器用洗剤を使用しよく水洗いする。

・キッチンペーパーで水をふきとる。

・口に入っても安全なノンアルコールティッシュかアルカリ電解水、ヤマハのマウスピースクリーナーで除菌仕上げする。

・使ったペーパーはパートのごみ袋へ

マウスピースの洗剤はこちらを使っています。

泡なので洗剤を付けたかどうか視認しやすく、流しやすいと思います。

フルート 頭部管

・頭部管は水洗いできないので、食器用洗剤をしみこませたペーパーで拭く。

・水拭きをする。

・口に入っても安全なノンアルコールティッシュかアルカリ電解水、ヤマハのマウスピースクリーナーで除菌仕上げする。

・内側も水分を取る。

・使ったペーパーはパートのごみ袋へ

クラリネット・サックス 木管マウスピース

・唾が表面と内部に残らないように食器用洗剤を使用しよく水洗いする。
(コルクの部分を濡らさないように気をつける)

・キッチンペーパーで水をふきとる。

・口に入っても安全なノンアルコールティッシュかアルカリ電解水、ヤマハのマウスピースクリーナーで除菌仕上げする。

・使ったペーパーはパートのごみ袋へ

(金管マウスピースと同様)

MEMO
ヤマハのマウスピースクリーナーには新型コロナウイルスに除去に有効な塩化ベンザルコニウムが入っているので、消毒に使うことが出来ます。(NITE独立行政法人製品評価技術基盤機構により確認、2020年6月11日時点で公開されている情報を基にしています)
マウスピース・頭部管に吹きかけ、5分程度たったら柔らかい布などで乾拭きまたは水吹きしてください。
(ヤマハWebサイトより抜粋)

クラリネット・サックスのリード

新入生のリードは使いまわしせずにビニル袋に入れて新入生に渡す。
次回の仮入部もしくは本入部に持ってきてもらう。(リードが入る程度のビニル袋を配布)

オーボエのリード

リードが高価で数も少ないため、体験は熱烈な希望者のみ。
(ノンアルコールティッシュで丁寧に拭く)

打楽器

・スティック&マレット、小物楽器の持ち手などの消毒(竹バチにはアルコールを使わない)、常にマスク着用。

・楽器体験前後に手洗い、手指の消毒。

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おわりに

待ちに待った活動再開、生徒たちの前向きな姿を見てホッとした半面、どれだけやっても100%感染を防げるわけではないので不安も感じています。

考えに考えたものの、なにか抜けていることもありそうなので、生徒からの意見を出してもらいながら、より良いやり方を模索していく心構えです。

新型コロナウイルスの感染経路は主に接触感染・飛沫感染と言われています。
楽器演奏の飛沫はくしゃみ以下、発声と同じぐらいです。

何が大丈夫で、何が危険なのか。

指導員として自身も理解を深め、生徒に伝えていけるよう今後も引き続き考えていきます。

手洗いや手指の消毒、水抜きと三密に気を付けつつ、今だからこそ出来ることを見つけて活動できたら素敵ですよね!


それでは、また!

楽器別レッスン再開に向けて

吹奏楽部の外部講師・楽器別レッスン再開に向けて~必要性・感染対策・効果

参考

ヤマハWebサイトhttp://yamaha.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/10441

ヤマハ 管楽器・教育楽器の飛沫可視化実験https://jp.yamaha.com/products/contents/winds/visualization_experiment/index.html

株式会社 中川楽器Webサイトhttps://www.nakagawagakki.com/2020/06/631/

バイエルン交響楽団 楽器演奏のエアロゾル飛散検証実験(ドイツ語)https://www.br.de/nachrichten/bayern/bamberger-symphoniker-wissenschaftler-messen-aerosolausstoss,Ry6T6OU

福永管楽器http://www.ajba.or.jp/nara/pdf/COVID19_FukunagaGakki_200608.pdf

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