全調スケールをマスターした人も、そうでない人も挑戦できる「知ってる曲の移調」
知っている曲を別の調で弾いてみることで、気軽に調性感覚と相対音感を育て、磨くことができます。
楽器が無くてもピアノやアプリの鍵盤でできるので、ぜひ試してみてください♪
基礎練楽譜ダウンロードはこちら
この練習の目的
調性感覚と相対音感を育て、磨くことが目的です。
打楽器は、たたけば誰でも音が出せてしまうもの。
打楽器を音楽的に演奏するためには、声で高い音や低い音を出すときの息遣いや身体の使い方を反映させる必要があります。
スケール練習も叩くだけではなく、声に出して歌うように音程感を持って弾くことが何より大切です。
ただし、スケール練習は機械的になりがちで退屈しやすい場合も。
そこでおススメしたいのが今回の「知っている曲の移調」!
この練習は初心者にもオススメです。
シンプルな曲から始めればスケール練習よりも簡単で、取り組みやすい練習方法かもしれません。
調性感覚のメリットはこちらの記事に詳しく書いてあります
音が予測できるようになる!?調性感覚を育てるアルペジオ練習【家でもできる譜例つき】
レベル1・かえるのうた
ドレミファミレド♪
最初はこの部分だけでも充分です。
「かえるの歌」が最初にはぴったりです!
その調の始まりの音(主音)から順番に弾き始めればOKです。
B-durで弾くとしたら
シ♭ ド レ ミ♭ レ ド シ♭ ♪
慣れてきたら続きも弾いてみたり、他の調でも試してみます。
「これ何調だろ?」とか考えず適当に音を選んで、鍵盤を見たり音を聴いたりしながらやってしまうのもいいと思います。
ドからスタートして、半音ずつ上げていくのもいいかもしれません。(下記楽譜参照)
調入りの参考楽譜、ダウンロードできます
なんだか悲しい「かえるの歌」!?
レベル2・きらきら星
ドドソソララソ♪
ファファミミレレド♪
こんどはその調の始まりの音(主音)から、いきなり5番目の音に飛びます。
(B-durならシ♭からファへ)
是非試してみてください。
レベル3・ドレミの歌
最後に紹介するのは映画「サウンド・オブ・ミュージック」から「ドレミの歌」です。
1番まるごと弾かずに途中まででも十分、効果的な練習になります。
これを弾けたら、その調はもうすっかり自分のものですね…!
さらに「♪ドーレミー ドミードミー」と歌いながらできたら最高です。(移動ド唱法といいます)
フラット、シャープが少ない調、慣れている調から是非トライしてみてください。
モダンスクール持ってる人!
鍵盤打楽器のための練習曲集「モダンスクール」の39エチュードの3番が移調練習に最適です!
ぜひ挑戦してみてください…!
まとめ
知っている曲を色々な調で弾いて気軽に調性感覚と相対音感を磨く練習、いかがでしたでしょうか。
たたけば誰でも音が出せてしまう打楽器。
声に出して歌うように、音程感を持って弾くことが音楽的に演奏するためには欠かせません。
楽器が無くてもピアノやアプリの鍵盤でもできるので、ぜひスケール練習と一緒に挑戦してみてください…!
それでは、また!