アコーディオン

自主企画

パリ・ミュゼットの名曲をマリンバで!「インディファレンス」~リサイタルvol.3聴きどころ紹介・その2

2023年1月8日

こんにちは!打楽器の吉岡です!

2023年1月27日(金)ウェスタ川越でのリサイタルvol.3で演奏する曲目を紹介していきます!

今回は曲目紹介第2弾!ということで「インディフェレンス」について書いていきます。

原曲はアコーディオンやギターなどを中心としたバンドでよく演奏されている曲です。

「インディフェレンス」の意味

indifference(英)

無関心、冷淡、むとんちゃく、重要でないこと

https://ejje.weblio.jp/content/indifference

日本語での曲名は「つれなさ」と訳されていることが多いようです。

フランス語でもそのまま「インディフェレンス」です。

「パリ・ミュゼット」って?

20世紀前半(第一次~第二次世界大戦の辺り)にフランスで流行した3拍子のダンスミュージックです。

ダンスホールや酒場などで主に弾かれていたそうで、アコーディオンがメインとなるバンドで演奏されていました。

おしゃれなカフェとか旅番組とかで耳にしそうな雰囲気の曲ですね・・・!

ギターでもよく演奏されるようです。

アコーディオンメインの動画

ギターによる演奏

バル・ミュゼットを専門に演奏する日本唯一の楽団「La Zone」さんのサイトバル・ミュゼットについてに詳しく載っています!

マリンバアレンジの特徴

アレンジ(編曲)はフランスのマリンバ奏者エリック・サミュ氏によるもの。

メロディやハーモニー(コード進行)は同じですが、すっかりマリンバの語法で再構築されているので、原曲とはだいぶ雰囲気が違うかもしれません…!

原曲はワルツ(3拍子)の曲なんですが、途中で変拍子になったりなんだりします(汗)

原曲とは一味違う雰囲気やマリンバならではのダイナミックさを味わっていただけましたら幸いです。

サミュ氏の演奏を聴いて楽譜購入、しかし…

この曲との出会いは学生時代に参加したマスタークラスでした。

サミュ氏の生演奏を聴き、感動!

マリンバの演奏というと気合を入れて「ハッ」系や元気いっぱい!系の演奏が多いのですが、もう、サミュ氏は遊んでいるかのように弾いてしまいます。

どこまでも純粋に音楽を楽しんでいて、すっかり引き込まれる演奏でした。

インディファレンスはサミュ氏がアンコールで「さらっ」と弾いていた曲。

とても気に入ったので終演後すぐに楽譜を買って練習しようとしたら…

「こんなん弾けるかーーーー!」

という難しさで、学生の私は絶望しました。

時がたつこと十数年、コロナ禍で仕事なさ過ぎた時期にこの楽譜が箪笥の奥から出てきたので再挑戦。

今回のリサイタルに至ります!

曲の各所について

ざっくり分けると悲しげな部分(短調)→明るい部分(長調)→悲しげな部分といった3部構成です。

中間の明るい部分では左手で7連符弾きながら右手は拍にはまらないメロディを演奏したり、5拍子中心の変拍子になったり、最後の方はマリンバらしさ全開の技巧的なカデンツァが入ったりと盛りだくさんな内容です(白目)

エリック・サミュ氏

当日をお楽しみに!

以上、インディフェレンスについてでした!

果たしてマリンバでどこまでオシャレに演奏できるか…!?

引き続き残りの曲目紹介もしていきますのでお楽しみに~!

それでは、また~!

インディフェレンスの練習動画

参考

ヒロシのBlog

http://blog.livedoor.jp/wakametomusette/archives/1005042.html

なべのなか

http://blog.livedoor.jp/yaminabe_/archives/51305454.html

  • この記事を書いた人

よしおか りな

埼玉県川越市・新座市を拠点にマリンバや打楽器を演奏したり教えたり、作曲したり、部活動指導員やNPO理事やっている人。場面緘黙の経験やHSP気質を活かしながらお仕事してます。 alla(アラ)はイタリア語で「…のように」を意味します。しなやかに、たくましく、ミネラル豊富でダシにもお茶にもラッコのお布団にもなる…そんな昆布に憧れます。当ブログは硬くなりすぎず、絶妙な歯ごたえと素朴な旨みでお送りしたいと思います。どうぞ、よしなに!

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