部活動指導員・吹奏楽部

少人数×短時間の分散合奏をやってみて気が付いたこと

2020年8月4日

こんにちは!

部活動指導員&打楽器の吉岡です。

短い夏休みに入り、腰を据えて部活動できる日々がやってきました!

勤務校では一教室で演奏できる人数に上限があるため、3グループに分かれて分散合奏をやってみることにしました。

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あたためていた計画を実践してみて、気づいたことを書いていきます。

濃いコミュニケーション

生徒全員と目を合わせたり、音を出している様子を観察できたり、ひとりひとりの音を意識できたり…など、予想以上に濃いコミュニケーションがとれたと感じています。

30人相手で話していると、どうしても生徒一人ひとりにとっては「30分の1」になりますが、10人相手なら「10分の1」になります。
生徒の集中力も高く感じました。

短い話であっても話しながら生徒全員の顔を見終えられるので、サクサク進められました。

また、生徒に「どうしたらいい?」など尋ねたときに、全体合奏よりは意見を言いやすそうな空気になりました。アットホームになったというか。

耳がクリアに!

人数が少ないせいか、周りの音をよく聞けている印象でした。

情報量が減った分、アンテナがクリアになったようです。

初めて合奏に参加した1年生も、発音や音域の異なる楽器と一緒に奏でる感覚を少し味わえたのではないでしょうか。

基礎合奏を中心に、低音を聴きながら音を重ねていく、アタックとリリースを揃える、といった「キホン」を確認していきました。

ハーモニーにおいては人数が少ない分、一人一人がしっかり音を出してバランスを取らないと成立しません。
今まで誰か任せでハーモニーを作ってたんだなぁ…と感じる場面もありました。

少人数ならハーモニーに関してもレベルアップが期待できそうです。

まとめ

情報量を減らした結果、集中できるようになった感覚です。

私自身、合奏が得意なわけではなく、少人数の方がじっくり集中して取り組めました。

コロナに関わらず、合奏慣れしていない方にはおすすめの方法だと思います。
学生指揮を育てる時も少人数合奏から始めると効果的かもしれません。

分散合奏を実際にやってみて、少人数バンドの強みを唐突に理解しました…!

三密避けても、時間の密は作れますね!!
当初の目的を果たせそうでホッとしています。

全体で合奏できる日を楽しみに、濃い分散合奏を進めていこうと思います。

それでは、また!

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  • この記事を書いた人

よしおか りな

埼玉県川越市・新座市を拠点にマリンバや打楽器を演奏したり教えたり、作曲したり、部活動指導員やNPO理事やっている人。場面緘黙の経験やHSP気質を活かしながらお仕事してます。 alla(アラ)はイタリア語で「…のように」を意味します。しなやかに、たくましく、ミネラル豊富でダシにもお茶にもラッコのお布団にもなる…そんな昆布に憧れます。当ブログは硬くなりすぎず、絶妙な歯ごたえと素朴な旨みでお送りしたいと思います。どうぞ、よしなに!

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