どうも!
打楽器演奏したり曲作ったり教えに行ったり色々やってます吉岡です。
コロナをきっかけに演奏動画や配信ライブ、楽譜や音源の作成を始めた演奏家の方々が多いと思います。
一方で仕組みが分かりづらかったり、トラブルが心配でなかなか踏み出せない方もいるかと思います。
[box class="box23"]テレビだとぼかし処理とかしてるけど、動画ならやらなくていいのかな?[/box]
[box class="box23"]非営利だったら何やっても大丈夫なのかな?[/box]
[box class="box23"]著作権って結局どこからどこまでなの…?[/box]
うまく言葉でまとめられず、調べにくい疑問もあると思います。
そんな疑問を持つ全ての方に是非ともオススメしたい本がこちら!
「弁護士で作曲家の高樹啓成がやさしく教える音楽・動画クリエイターの権利とルール」(日本加除出版) です!
一言でまとめれば、網羅されていて分かりやすくて、めっちゃ安心できます!
読んだ感想、おすすめポイントを紹介していきます!
知らなかった人も買おうか迷っている人も、少しでも参考になれば幸いです。
手軽に学べる!
最新情報がのっているので配信ライブを始めた方にも、アレンジを始めた方にも、YouTubeを始めた方にも、ポップス系奏者にもクラシック系奏者にもおススメです。
わかりやすい!
「やさしく教える」とタイトルに入っているだけあって、めちゃくちゃ分かりやすいです。
そもそも著者が弁護士かつ作曲家ということで、音楽家にとって知りたい内容がバッチリ的を射ています!
- 法律をかみ砕いて、なるべく普段使う言葉で解説
- クリエイターに必要な部分だけがピックアップされていて、無駄が無い
- 実際の企業名とそのガイドライン、訴訟や判例などの具体例が豊富
- 豊富な図表、動物を使ったイラストも可愛くて分かりやすい!
読みやすい!
様々な工夫がされていて読みやすく、まとまった時間が取れない人、普段あまり読書しない人にもおすすめです。
- 横書きA5サイズ
- 厚さ約1.3cm、254ページ
- 口語的な「ですます調」で内容が入ってきやすい
- 細かくチャプター分けされているので、少しずつ読める
- 最初から順番に読まなくてもOK!どこからでも読める。(詳しくは〇ページで、〇章に解説あり、などガイドが充実)
- 同ページに脚注あり。引用元が書かれているので気になればすぐ調べられる
具体的にどんな内容?
大きく分けて音楽クリエイター編と動画クリエイター編、契約・トラブル編、モデル契約書集編に分かれています。
動画クリエイター編は演奏動画の作成にも役に立ちそうです。
以下、豊富なトピックの中から一部を抜き出して紹介していきますね!
音楽クリエイター編
- 著作権管理事業者(JASRAC、NexTone)について知っておこう
- JASRACの信託者になった方がいいの?
- 編曲者にはどんな権利があるの?
- バックミュージシャンにはどんな権利があるの?etc.
動画クリエイター編
- 道路や公園など、撮影の場所について注意すべきことは?
- 書籍の表紙やCDジャケットを撮影してもいい?
- 動画に音楽をのせるときの注意点は?
- YouTube動画での注意ポイントetc.
いまは予定が無くても、いつか遭遇するかもしれない!
契約にまつわるトラブル例、契約書の読み方なども必読です!
おわりに
以上、「弁護士で作曲家の高樹啓成がやさしく教える音楽・動画クリエイターの権利とルール」の感想とおすすめポイントでした!
私もコロナをきっかけにYoutubeに動画載せたりAudiostockで音源の販売をはじめたりしたので、とても勉強になりました!
法律や制度はこれから変わっていくかもしれませんが、「イロハ」を知っておくと積極的に活動できますよね。
コロナに負けずにひとり一人の音楽家の活動が、音楽業界全体が盛り上がることを願うばかりです!
それでは、また!