こんにちは!
打楽器だけど中学校の部活動指導員やっています吉岡です。
学校現場での感染ケースも増えてきており、今も油断できない状況が続いています。
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部員全員が集まって演奏する音楽室での合奏。
超少人数バンドでない限り密になってしまいます。
とはいえ、入部した1年生にもそろそろ合奏を体験させたい。
考えた結果、チーム分けして3つの少人数合奏を作ることにしました!
密にならない人数にする
勤務先の中学校は3年生が引退して部員数は30人弱になりました。
分散活動から全員での活動に切り替わりましたが、練習場所の縮小は続き、通常の合奏は出来ない状況です。
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一教室で演奏できる人数に制限が設けられています。
3チームに分けて分散合奏にすれば、一教室あたりの人数はクリアできました。
各座席(特に前後)間隔を取って、1チームごとに短時間で進めていこうと考えています。
分け方
少人数合奏の質を左右する重要な部分。
基礎合奏とシンプルな曲を中心に進めていく予定です。
1年は2年とセットで
楽器が決定してまだ数回しか部活をやっていない1年生たち。
楽器の先輩後輩をセットで1チームに入れるようにします。
1年生は分からないことをすぐ2年生に確認できて、合奏の中で2年生の音を聴くことができます。
2年生は1年生の様子を見たり、気になることがあればすぐアドバイスできます。
声部が欠けないように
- 低音(Aグループ)
Cb.、Tuba、B.Sax.、B.Cl、Fg.
- 中音(Bグループ)
Euph.、Tb.、Hr.、T.Sax.
- 高音(Cグループ)
Tp.、A.Sax.、Cl.、Ob.、Fl.
なるべく偏らないように分けていきます。
高低のバランスを考慮することで、合奏の中で「低音を聴くこと・高音を支えること」や「ハーモニーを作ること」を体験できるように組み合わせます。
分散合奏の例
1年生と2年生をセットにする上に声部を欠けないようにすると、下記のようになりました。(Cb.とFg.は無し)
(諸事情により最適なバランスとはなっていませんが…)
B.Sax1
T.Sax.1
Tp.2
Cl.3
Tuba1
Hr.3
A.Sax.1
Tp.2
Ob.1
Fl1
B.Cl1
Euph.1
Tb.3
A.Sax1
Fl.2
打楽器は人数少なめのチームに入れる予定です。
最大9人までの3チーム×30分ずつの交代制、各チームの間は音楽室の換気を行う、指揮者と打楽器はマスクを着用します。
基礎的な内容であれば指揮は必要ないため、全員壁側を向いてお互いの「音」だけを頼りに合わせてみるのも良さそうです。
分散合奏が長引くようであれば、組み合わせを変えたいと考えています。
おわりに
空間的な三密は避けても「時間の密」は作れますよね。
このやり方だと指導する側は3回に増えてしまいますが、決して毎回同じにはなりません。
人数が少ないことから合奏1回1回の密度や、生徒ひとりひとりの責任感は増すのではないでしょうか。
全員で合奏できる日が待ち遠しいばかりですが、分散合奏で今後どのような変化があるかとても楽しみです。
それでは、また!
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