イスに置いてあった楽器にぶつかってしまった、楽器を倒してしまった…
などなど、年に1回ぐらいはありますよね。
ほとんどの場合悪気はなく不注意だと思いますが、中には防げない事故だったり、不可抗力だったりすることもあると思います。
ぶつかってきた奴・使ってた奴が悪い!
と決めつける前に、考えたいことを書いていきます。
ぶつかったほうが100%悪い?
車の事故と同じで、どんなに気を付けていてもぶつかったり・ぶつけたりすることが起きます。
楽器の近くでふざけているのは問題ありますが、持ち主が不安定な置き方をしていた・通路や狭い場所など置き場所が悪かったことも原因として考えられます。
ぶつかった方が100%悪いとは言えません。
パッとその場面を見ただけで判断してしまうのは危険です。
ぶつかってしまった人と楽器の持ち主の両者から、そして周りにいた人からその時の状況を聞いて、整理する必要があります。
ぶつかってきた人を責めて楽器修理して終わり。
ではなく、事実関係を明確にして、今後繰り返さないようにみんなで考える機会にしたいですね。
使ってた人が悪い?
使っていればいつかは壊れる
一見頑丈そうな楽器も使えば使うほど消耗します。
特に、学校の楽器は何十年も様々な人たちに使われていて、演奏はもちろん、何百回も組み立て・解体(打楽器は+運搬)されています。
その人がその楽器を使っていたから、使い方が悪かったから壊れた、とは言い切れません。
蓄積して壊れる~打楽器
マリンバの音板や紐、実は消耗品です。
無理な奏法をしていないのにマレットが突然折れてしまった。
マリンバの紐が切れてしまった、音板が割れてしまった。
よく耳にする話です。
低い音域を固いマレットや低音に適さないストロークで叩くなど直接的な原因がなければ、すぐに壊れるものではありません。
それまでに楽器に疲労が蓄積されていて、最後に使っていた人が、たまたまトドメを刺してしまっただけかもしれません。
打楽器に関しても、最後に使っていた人のせい!その人の使い方が悪い!とは言い切れません。
素直に話せる雰囲気
異変がある、壊してしまった時、すぐに報告することが大切です。
(報・連・相の徹底)
そのためにも、素直に報告しやすいよう責任者も周りの人間も感情的であってはならないと思います。
報・連・相がしにくい空気では、部活動にとって損しかありません。
特にリーダーや先輩など上に立つ人間は、日頃からの素直に話せる雰囲気づくりが大切です。
まとめ
楽器が壊れてしまった以上、直すなり買い替えるしかありません。
起きてしまったことを責め続けるより、この経験を今後どう生かすかを考え、建設的に事後処理をすることが大切だと思います。
冷静な判断をもって人間関係や信頼関係は保ち、壊れるのは楽器だけにしたいですね。
それでは、また!