こんにちは!部活動指導員の吉岡です。
外部講師の楽器レッスンを受けさせたい!
だけど、コロナや立地的な問題でなかなか呼べない…
そんなときに役立つオンラインレッスン!
勤務先の公立中学校ででやってみたので、まとめてみます。
(今回はクラリネットとオーボエ)
前回書いたこちらの記事↓
[kanren id=" 8235"]
の続きで実際の流れや使った機材、お手ごろなコンデンサーマイクなども紹介していきます!
オンラインレッスンを受けるまでの流れ
楽器講師とのやり取りはメールやSMSなど文面で残るもので行った方が、スムーズで確実です。
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1接続環境の確認
学校のパソコンや回線が使えるか?<br>持ち込み機材になるか?<br>パソコン⇔スマホで実際にビデオ通話してみたりしてチェックします
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2楽器講師との日程調整
オンラインレッスンの日時を決めます。<br>接続してすぐは安定しないので、余裕を持って時間設定をすると安心です。
通常のレッスンなら謝礼は直接渡すことが多いかと思いますが、オンラインレッスンでは銀行振り込みになると思います。
振り込みのタイミングや口座情報など、事前に確認しておきます。
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3打ち合わせ
パート全体で見てもらうのは難しいので(理由は後述)、ひとり何分づつの個人レッスンなど流れについて打ち合わせをしておきます。使用するビデオ会議アプリ(ZOOM、Skypeなど)も決めておくとスムーズです。
生徒の名前やレッスンしてもらいたい内容なども事前に共有しておくと楽器講師も進めやすく、短時間でも効果的なレッスンができます。
step
4当日
マイクの前で生徒に吹いてもらい、音が割れていないか小さすぎないかチェックします。
準備
学校側の予算の提示(通常は2時間のレッスンで〇〇円お支払しています、など)したり、楽器講師が普段どのような料金体系でオンラインレッスンを行っているか問い合わせておくとスムーズだと思います、
学校によって様々かもしれませんが、学校の回線が弱いとビデオ通話で遅延が起きたり、音声が途切れてしまいレッスンしづらくなる心配もあります。
事前に自分の携帯などと、学校側でうまくビデオ通話できるか試しておくと安心です。
個人でみてもらった方が効果的
オンラインだと視界が限られたり、空間的な認識が難しくなりますよね。
対面レッスンのときのようにパート全体でやってしまうと、誰が吹いているのか分かりにくい上に、一人一人とのコミュニケーションも取りにくくなります。
クラリネットパートの場合は5名×30分づつの個人レッスンにしました。
個人レッスンにしたことで、体格やクセが異なる生徒ひとりひとりに合った練習方法を提案してもらえたり、楽器のセッティングや吹き方をきめ細かく見てもらえました。
生徒にとっては先輩や他の生徒を気にせず、講師と一対一でリラックスしつつ集中できたようです。
(講師の先生がめちゃくちゃ優しくていい人だったので…涙)
機材
パソコンだけでもできなくはないですが、マイクやイヤホン、オーディオインターフェースなどがあった方がより踏み込んだ内容のレッスンが受けられます。
機材の繋ぎ方については様々なサイトで解説されていますので割愛、こちらでは機材の機能や種類の紹介にとどめます。
マイク
大きく分けて「ダイナミックマイク」と、「コンデンサーマイク」があります。
カラオケや体育館にあるタイプは「ダイナミックマイク」です。
ダイナミックマイクよりも繊細で多少高価になりますが「コンデンサーマイク」のほうが楽器の音をよく拾ってくれるのでオススメです。
パソコンとマイクをつなぐにはオーディオインターフェースが必要になります。
¥8,000ほどのこちらのコンデンサーマイクをつかっています。↓
2本セットのマイクですが、1本ずつでも使えて便利です。
USBマイク
オーディオインターフェースがいらないマイクもあります。
USBマイクならパソコンにそのまま繋げられます。
以下のマイクはコンデンサーマイクで、お値段も¥6,000ほどです。
(スタンド別売り)
オーディオインターフェース
USBマイク以外のマイクとパソコンをつなげるのに必要な機材です。
マイクと同様ピンからキリまでありますが、オンラインレッスンのみで使うならINPUTは2個までで十分ですし、ループバック機能がついていないもので十分です。
高音質とまでいかなくても困らない程度、コスパ重視ならベリンガーの 2入力2出力のオーディオインターフェースが¥5,000ちょっとで出ています。
私は下記のオーディオインターフェースを使いましたが、オンラインレッスンをお願いした楽器講師の先生からは「予想以上に音質が良くてレッスンしやすかった!」とのご感想をいただきました。↓
IINPUTとは?
マイクを差し込む部分のこと。2INPUTが2入力と記されることも
ループバック機能とは?
パソコン内の音をマイクの音声と共に相手側へ流す機能のこと。
ゲーム配信などで必要になってくる機能。
イヤホン・ヘッドフォン
あった方がいいですが、最悪なくてもパソコンの内部スピーカーから楽器講師側の音が出せるので大丈夫です。
(スピーカー使用の場合マイクとパソコンの位置が近いと、楽器講師側の音声をマイクが拾ってしまうので注意が必要)
オーディオインターフェースに繋ぐのであれは写真上の6.3mm用、パソコンに繋ぐのであれば写真下の3.5mm(ミニプラグ)です。
共有するには抵抗がある…という場合は3.5mm(ミニプラグ)であれば生徒が各自持ってくることも出来ると思います。
変換プラグ
ミニプラグから6.3mmに変換するプラグもあります↓
パソコンに直接つなぐより、オーディオインターフェースにヘッドホンやイヤホンをつなげた方が、より良い音質で楽器講師側からの音声を聴くことができます。
おわりに
以上、学校でオンラインレッスンを受けるために必要な準備・機材でした!
オンラインレッスン、思っている以上に有意義なレッスンができます。
正しい姿勢や構え方を身に着けたい初心者には持ってこいだと思います!
学校で受けるオンラインレッスンが選択肢の一つとして、もっと普及することを願うばかりです。
それでは、また!