ガムラン楽器、ゴングとクノン

自主企画

ガムラン楽器×マリンバ×音源「リチリチ」~リサイタルvol.2.75を10倍楽しむ・4

2020年9月26日

こんにちは!打楽器の吉岡です!

10月4日(日)ウェスタ川越でのミニリサイタルvol.2.75で演奏する曲目を紹介していきます!

今回は曲目紹介第4弾!ということで、マリンバ×ガムラン楽器×音源で演奏する「リチリチ・トランスフォーメーション」について書いていきます。

曲目紹介その1

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曲目紹介その2

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曲目紹介その3

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音源×生演奏

インドネシアの伝統音楽、ガムランの演奏とともに歌われる「リチ
・リチ」の歌をアレンジ。

同じメロディの「ガムラン楽器とマリンバの聞き比べ」をテーマにしています。

ガムランの本場・インドネシアに滞在した経験を生かして、自然の中でガムランを聴いているような音源を流して、グンデルとマリンバの生音を重ねていきます。

単純に言えばカラオケ方式ですが、現代のクラシック作品において「カラオケ方式」で演奏する作品は珍しくありません。
(音源を流しながら演奏する曲は前回のリサイタルvol.2でもやりました!)

カラオケと違って音源は単純な伴奏ではなく、生演奏もずっとメロディというわけではないので、厳密にはカラオケ方式とは言えませんね…。笑

演奏しては録音し、ひたすら加工したり重ねたりCubaseと格闘しながら音源を作っています。

不思議な音空間をお楽しみください♪

ガムランについてはコチラ

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ガムラン楽器「グンデル」

当日使用するグンデル

今回使うグンデルは鍵盤が一列で、ピアノのような並び方をしていません。

ちょっと踏み込んだ話をすると、ピアノは1オクターブ(ドから高いド)を12等分して白黒の鍵盤が並べられていますが、今回使うグンデルは5等分になっています。

上から見たかんじ

グンデルはそもそもドレミファソラシドで作られていないので、この2つの楽器は同じ音を一つも出すことができません。

そのように「そもそも」が異なる楽器で同じメロディをどう演奏したらいいのか?

マリンバで演奏するときはグンデルが出せる音に近い音を西洋の音階ドレミファソラシドに当てはめて演奏しています。

近似値にも関わらず、曲の持つ雰囲気が伝わるのは音楽の不思議な一面だなぁ~といつも感じています…!

ちなみにインドネシアの音階音を数字で、ピアノの音階音での近似音を示すと1→レ♭ 2→ミ♭ 3→ファ 5→ラ♭ 6→シ♭となります。今回ガムランの音に4番が無いのは理由がありますが、長くなるので割愛します。笑

グンデルはこんな楽器です↓

歌詞がある

RICIK KUMRICIK GRIMISE WES TEKA
SEDELA MANING BAPAKE WES TEKA
NYONG KAGET ADUH RIKA MBETA NAPA
BUNGKUS PETAK NIKU ISI NAPA[

[/st-mybox]

お父さんが帰ってきた、お弁当をお土産に帰ってきた…といった素朴な内容です。ジャワ島バニュマス地方の民謡らしいです。

掛け声や手拍子も加わって、男女みんなで歌う賑やかな歌です。
日本の歌より音域が広いので、いざ歌ってみると難しいです。笑

原曲はこんな感じです↓

当日をお楽しみに!

以上、リチリチ・トランスフォーメーションについてでした!

引き続き残りの曲目紹介もしていきますのでお楽しみに~!

それでは、また~!

  • この記事を書いた人

よしおか りな

埼玉県川越市・新座市を拠点にマリンバや打楽器を演奏したり教えたり、作曲したり、部活動指導員やNPO理事やっている人。場面緘黙の経験やHSP気質を活かしながらお仕事してます。 alla(アラ)はイタリア語で「…のように」を意味します。しなやかに、たくましく、ミネラル豊富でダシにもお茶にもラッコのお布団にもなる…そんな昆布に憧れます。当ブログは硬くなりすぎず、絶妙な歯ごたえと素朴な旨みでお送りしたいと思います。どうぞ、よしなに!

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