このシリーズではパート譜を見ているだけでは分からないポイントをピックアップしています!
もくじ
曲全体
スコアの解説では「ポロネーズにボレロ色も感じる独特な3拍子をどうのように表現するかが…」と書かれているように、この作品の前半と後半は舞曲の1種である「ポロネーズ」に「ボレロ」風味が入ったものとなっています。
「ボレロ」と聞くとラヴェルの有名な曲を思い浮かべるかと思いますが、スペイン起源の舞曲の1つで、実はウェーバーやショパンがボレロを作曲しています。
「ポロネーズ」はフランス語で「ポーランドの(踊り)」を意味しており、庶民の土着的な踊りというよりは貴族のための踊りや行進に使われていたようです。
そのため、ゆったりとした荘厳な曲調を持っています。
チャイコフスキー作曲のポロネーズで踊っている動画があったので、1拍目への踏み出し方に注目しつつ見てみてください。
その曲の「拍子感や雰囲気」をつかむには、実際に身体を動かしてステップを真似してみるのが一番効果的です!
打楽器パートが率先してリズムの土台をつくり、メロディを支えてあげましょう!
ポロネーズを踊る動画!
ティンパニ
スネアやバスドラムに比べるとティンパニは出番が少ないですが、フレーズや場面の最初と最後を引き締める役割をもっています。
楽譜を見てみると、リハーサルマークの前後やフレーズの終わり/始まり(4小節単位など)にティンパニが入っていることが多いはずです
オーケストラではティンパニが「第2の指揮者」と言われるほど、強い支配力を持っています。特に重要なハーモニーの動き(作品解説にもある「カデンツ」など)にティンパニが入ることで、合奏全体が「シまる」んですね。
「山に登りました。」という文章を読み上げる時に、最後の「た」を高く強く発音してしまうと、「山に登りました?」に聞こえてしまいますよね。
音楽も同じで、「イントネーション」や「区切り」を適切につける必要があります。
部分によっては何通りかの区切り方ができたり、大きく区切るか小さく区切るか正解が1つではない箇所も出てくると思います。最後の音が始まりの音と重なっていたり、パートによって区切りの位置が少し異なる場合もあるでしょう。
バンド全体の流れを敏感に捉えながら、堂々と演奏していきましょう!
ティンパニ奏者は「第2の指揮者」と呼ばれるほど役割としても音としても影響力があり、プロのオーケストラでは「ティンパニ奏者」「打楽器奏者」と分かれていて給料も変わってきます!
イントロ
低音パートや金管楽器の一部分だけを抜き出して演奏しています。
メロディや低音パートを歌いながら自分のパートをたたいていくと、よく馴染んで低音パートをしっかり支えることができます!
ティンパニは出せる音が限られているので、このような部分が何度も出てきます。
自分のパートだけでなく、低音パートの動きを把握して一体感を持って演奏していきましょう!
クレッシェンドは単純に「大きくしていく!」だけではなく、「広げていく」「深くしていく」「ふくらませていく」などのイメージを使い分けてみてください。
6小節目はたたきっぱなしだと濁るので、レを叩くタイミングでミ♭の音を止めておくといいです。
A
アクセントは「強く」だけではなく、「濃く」「深く」「広げる」などとも考えることができます。
自分が普段の会話で話すときに軽くアクセントをつけるようなイメージもいいですね。
場面によって使い分けてみてください。
ティンパニは音程がハッキリした楽器なので、たたいた後にそのままにしておくと合奏のハーモニーを濁らせてしまいます。
八分休符で毎回音を止める必要はないですが、3拍目表の休符をしっかり感じて休符が伝わるようにしていきましょう!
ノリが悪い、テンポが良くない原因は「休符」にあった!?~休符も歌おう!
B~D
出ました!引き締め役!
23小節目など、他の楽器がやってきたクレッシェンドや高揚感を受け取って入っていきましょう!
ロール=「連打」ではなく、「音を伸ばす」ことも忘れずに!
細かくたたくことよりも響きを意識してください。
楽器は違えどロールの基本は同じ!
24小節目の3拍目を勢いでたたいていませんか?
この部分はポロネーズの特徴の一つである「女性終止」です。
1拍目以外で終る、控えめで穏やかな終止です。
管楽器もスラーで2拍目3拍目が繋がっており、3拍目の頭はタンギングしません。
そのため、この3拍目の音は「キメる」というよりも「おさめる」音にしていきましょう!
E
これまでg-mollで進んできた音楽がB-durになった瞬間にフォルテシモの合わせシンバルが入っています。
短調から長調へ、劇的に明るく輝く瞬間を盛り上げていきましょう!
ずっと同じシ♭ですが、ハーモニーは1小節ごとに変化しています。
1小節ごとに変わる和音を色を感じながら、低音楽器やトロンボーンのハーモニーに参加してみてください。
F
55~57小節の動きは打楽器パートだけです。
細かい三連符の動きがハッキリ聞こえるように、マレットのヘッドにスピードを付けてみたり、中指や薬指を叩くタイミングで締めたりあるいは締めたままで手首を使ってみたり…など色々試して、合った方法を見つけてみてください。
I
先ほどのB~Eと同じく他の楽器がやってきたクレッシェンドや高揚感を受け取って入っていきましょう!
ロール=「連打」ではなく、「音を伸ばす」ことも忘れずに!
細かくたたくことよりも響きを意識してください。
ロールしながら別のティンパニに移動するときは、手に持っている重めの荷物をそのままスライドさせるイメージで、響きが繋がるようにしていきましょう!
J
スネアと一緒に3拍目から1拍目に進むタイミングを意識してポロネーズの音楽に戻りましょう!
曲弱記号はピアノですが、3小節目から入ってくるメロディのためにも安定した堂々とした音で演奏したい場面です。
弱々しい不安定な音にならないように、静かな音でもスピードの速い音で演奏していきましょう!
K
100小節目は1拍ごとに変化するハーモニーを感じながら演奏してみてください。
低音楽器に臨時記号が出てくる時は緊張感が高まり、音楽が揺れ動いていることが多いです。
この100小節目からは低音楽器が半音階で下がっていっています。打楽器パートもハーモニー的に「エモい」瞬間を余すことなく楽しみたいですね!
Perc.1 スネアドラム・タンバリン
スネアはテンポキープの役割を持ちながら、バンド全体のノリをつくったり、輪郭を引き締めたりなど様々な役割を任されています。
時には低音楽器と一緒、時にはフルート・クラリネットと一緒に動いていたり。
ストロークの種類やスピードを使い分けて、スタッカートやテヌートなどのアーティキュレーションも繊細に表現していきましょう!
イントロ
似た動きをしている管楽器のパートを歌えるようにしておきましょう!
歌いながら叩いてみる、スネアでメロディを奏でるつもりで演奏してみると、表現豊かな演奏になっていきます。
クレッシェンドは単純に「大きくしていく!」だけではなく、「広げていく」「深くしていく」「ふくらませていく」などのイメージを使い分けてみてください。
アクセントは「強く」だけではなく、「濃く」「深く」「圧力(重さ)をかける」などとも考えることができます。
自分が普段の会話で話すときに軽くアクセントをつけるようなイメージを持ってみてもいいですね。
場面場面に合った表現を考えていきましょう!
ロールしやすいスティックがある!?
A~B
あまり主張せず管楽器と「馴染ませる」部分と、打楽器らしく「目立つ」部分のメリハリをつけていきましょう!
スネアのリズムは裏拍から始まるようにグルーピング(まとめる)すると、流れがよくなります。
24小節目の3拍目を勢いでたたいていませんか?
この部分はポロネーズの特徴の一つである「女性終止」です。
1拍目以外で終る、控えめで穏やかな終止です。
管楽器もスラーで2拍目3拍目が繋がっており、3拍目の頭はタンギングしません。
そのため、この3拍目の音は「キメる」というよりも「おさめる」音にしていきましょう!
C
タンバリンもスネアと同じようなグルーピングで演奏していきましょう!
コントロール抜群!スネアと同じようにタンバリンを構えてみよう
E
これまでg-mollで進んできた音楽がB-durになります。
短調から長調へ、劇的に明るく輝く瞬間を盛り上げていきましょう!
F
55~57小節の動きは打楽器パートだけです。
細かい三連符の動きがハッキリ聞こえるように、バチ先にスピードを付けてみたり、中指や薬指を叩くタイミングで締めたりあるいは締めたままで手首を使ってみたり…など色々試して、合った方法を見つけてみてください。
I
他の楽器がやってきたクレッシェンドや高揚感を受け取って入っていきましょう!
デクレッシェンドの終わりをどこに繋げるか?
自分のパートは休符にになりますが、目的地を意識してデクレッシェンドしていきましょう!
J~
ティンパニと一緒に3拍目から1拍目に進むタイミングを意識してポロネーズの音楽に戻りましょう!
強弱記号ピアノは単に「弱く」ではなく「静かに」「影から」などイメージを持って表現していきましょう。
小さな音量でも推進力が必要です。
3小節目から入ってくるメロディのためにも安定した堂々とした音で演奏したい場面です。
弱々しい不安定な音にならないように、静かな音でもスピード感のある音で演奏していきましょう!
存在感のあるピアノとは?
Perc.2 シンバル
シンバルとバスドラムは切っても切れない「ニコイチ」です。
基本的に音量はシンバル<バスドラムだとブレンドしやすいです。
バスドラムの低音に乗っかって、華やかに鳴らしていきましょう!
シンバルは音楽を華やかに盛り上げる役割をもっています。
他の言葉を使えば、シンバルが入るとゴージャスな、リッチな雰囲気になるんですね。
盛り上がる場面や特別な瞬間にしか入っていないので、シンバルの出番は少なめになっています。
合わせシンバル、いい音を出すには?
合わせシンバル(クラッシュシンバル)をイイ音で鳴らすための基本3つ
イントロ
バスドラムと一体感を持ちながら、シンバルで音程を出すつもりで管楽器のハーモニーに参加していきましょう!
シンバルにとっては同じ音でも、全体のハーモニーが1音ごとに移り変わっていきます。
同じ四分音符でも、一打一打管楽器と一緒にハモるつもりで演奏していきましょう!
アクセントは単に「強く」ではなく、「深く」「色が濃い」「密度が濃い」「ピンと張っている」など様々なイメージを使い分けていきましょう!
あれ?これ四分音符で書いてもいいんじゃないの?
という箇所が時々出てきますが、全て理由があって書き分けられています。
どちらの表記でもたたくタイミングは同じですが、意識するだけで演奏が大きく変わってきます。一か所一か所こだわっていきましょう!
打楽器の八分音符+八分休符と四分音符は同じなのか?
A サスペンデッドシンバル
サスペンデッドシンバルのクレッシェンドは音楽を盛り上げると共に、次の場面へ繋げる役割を持っています。
クレッシェンドの終わりの音(目的地)がどんな音楽になっているか?
どんなハーモニーが鳴っているか?
意識して演奏していきましょう!
サッシンロールのコツ
B
下図のタイみたいな記号は音を止めなくてOKの記号ですが、なぜ二分音符や全音符で書かないのか。
理由の一つとして「あくまで音価は四分音符として叩いてほしい」が考えられます。
(音価=音の長さ)
二分音符で書かれていたら、2拍分積極的に伸ばす。鳴らす。
このタイみたいな記号で書かれて休符が続いている場合は、あくまで四分音符の音価として叩いて、響きだけを残します。
積極的に2拍めまで伸ばさず、自然に余韻が残っているイメージで書かれている場合が多いです。
大きなホールで演奏したときのような響きを感じながら、演奏してみるといいかもしれません。
24小節目の3拍目を勢いでたたいていませんか?
この部分はポロネーズの特徴の一つである「女性終止」です。
1拍目以外で終る、控えめで穏やかな終止です。
管楽器もスラーで2拍目3拍目が繋がっており、3拍目の頭はタンギングしません。
そのため、この3拍目の音は「キメる」というよりも「おさめる」音にしていきましょう!
C
32小節目のフォルテ・アクセントは唐突な音にならないように、直前の音楽の流れやアウフタクトから受け取って鳴らしていきましょう!
サスペンデッドシンバル(サッシン)の音色の変え方【動画つき】
E 合わせシンバル
これまでg-mollで進んできた音楽がB-durになった瞬間にフォルテシモの合わせシンバルが入っています。
短調から長調へ、劇的に明るく輝く瞬間を盛り上げていきましょう!
F サスペンデッドシンバル
Aと同じくですが、
サスペンデッドシンバルのクレッシェンドは音楽を盛り上げると共に、次の場面へ繋げる役割を持っています。
クレッシェンドの終わりの音(目的地)がどんな音楽になっているか?
意識して演奏していきましょう!
G前はドミナントの和音で「緊張」状態にありますが、Gに入るとG-durに変化し和音が解決するので「弛緩」状態になります。
ハーモニーの解決(ドミナント→トニック)は息を吸う(緊張)→吐く(ゆるむ)と同じ感覚です。
ロールしてクレッシェンドしている時に「吸う」、目的地の音で「吐く(ホッとする)」ようなイメージで演奏すると雰囲気に合わせて演奏できると思います。
I
デクレッシェンドのロールはシンバルの揺れをおさえていくように叩く回数を減らしていくとできます。
それよりも大切なのが、デクレッシェンドの終わりをどこに繋げるか?
自分のパートは休符にになりますが、目的地を意識してデクレッシェンドしていきましょう!
K~
和音が変わるところで入っています。
和音の移り変わりを味わいながら、一音一音を管楽器と一緒にハモるつもりで演奏していきましょう!
Perc.3 バスドラム
低音パートと意気投合しましょう!
また、バスドラムは低音楽器のなかでも最低音を担当するつもりで、バンド全体を支えていきましょう。
(低音のなかの低音だからこそ、スネアや鍵盤よりも出番が少なく、本当に必要な時にしか入っていません。)
それからシンバルとバスドラムは切っても切れない「ニコイチ」です。
芯のあるバスドラムの低音でシンバルの華やかさを支えていきましょう!
バスドラムの上にシンバルが乗っかるイメージで音量はシンバル<バスドラムだとブレンドしやすいです。
四分音符は四分音符だけど…?
イントロ
シンバルと一体感を持ちながら、バスドラムで音程を出すつもりで管楽器のハーモニーに参加していきましょう!
バスドラムにとっては同じ音でも、全体のハーモニーが1音ごとに移り変わっていきます。
同じ四分音符でも、一打一打管楽器と一緒にハモるつもりで演奏していきましょう!
アクセントは単に「強く」ではなく、「深く」「色が濃い」「密度が濃い」「ピンと張っている」など様々なイメージを使い分けていきましょう!
あれ?これ四分音符で書いてもいいんじゃないの?
という箇所が時々出てきますが、全て理由があって書き分けられています。
どちらの表記でもたたくタイミングは同じですが、意識するだけで演奏が大きく変わってきます。一か所一か所こだわっていきましょう!
打楽器の八分音符+八分休符と四分音符は同じなのか?
A
ロール=「連打」ではなく、「音を伸ばす」ことも忘れずに!
細かくたたくことよりも響きを意識してください。
楽器は違えどロールの基本は同じ!
B
21小節目は1打ごとに変化するハーモニーを感じながら演奏してみてください。
低音楽器に臨時記号が出てくる時は緊張感が高まり、音楽が揺れ動いていることが多いです。
この21小節目、38小節目、100小節目からは低音楽器が半音階で下がっていっています。打楽器パートもハーモニー的に「エモい」瞬間を余すことなく楽しみたいですね!
24小節目の3拍目を勢いでたたいていませんか?
この部分はポロネーズの特徴の一つである「女性終止」です。
1拍目以外で終る、控えめで穏やかな終止です。
管楽器もスラーで2拍目3拍目が繋がっており、3拍目の頭はタンギングしません。
そのため、この3拍目の音は「キメる」というよりも「おさめる」音にしていきましょう!
E
これまでg-mollで進んできた音楽がB-durになった瞬間にフォルテシモの合わせシンバルが入っています。
短調から長調へ、劇的に明るく輝く瞬間を盛り上げていきましょう!
I
デクレッシェンドのロールはシンバルの揺れをおさえていくように叩く回数を減らしていくとできます。
それよりも大切なのが、デクレッシェンドの終わりをどこに繋げるか?
自分のパートは休符にになりますが、目的地を意識してデクレッシェンドしていきましょう!
K~
和音が変わるところで入っています。
和音の移り変わりを味わいながら、一音一音を管楽器と一緒にハモるつもりで演奏していきましょう!
遅れて聞こえる時は…
アクセントは単純に「強く」たたくだけではなく、低音楽器と一緒に歌う感覚で、最後の音まで演奏していきましょう!
音程順に並べなくてOK!
打楽器についてもっと知りたい!チューニング&メンテナンス本おすすめ3冊
Perc.4 トムトム・カスタネット・トライアングル
輪郭をハッキリさせてくれたり音楽に立体感を持たせてくれるトムトム。
課題曲にはなかなか登場しないトムトムですが、プロヴァンス太鼓を想起させるような効果的なパートです。
荘厳な曲調でティンパニやバスドラムと同じ動きをするので、あまり口径の小さすぎるトムトムや高いテンションのチューニングは合わないと思います。
単品のトムトムが無い場合は、ドラムセットのトムトムやフロアトムを立奏できるように高くして演奏することも出来ます。
バンドのサウンドやスネアとの相性を考えつつチューニングや使うバチにもこだわってみてください。
叩きやすくなるセッティング
横1列じゃなくてもOK、高さ順でなくてもOKです。
右利き左利きによっても、たたきやすいセッティングが変わってくるかもしれません。
図はトムトム4つバージョンですが、手前と奥に配置することで手順の自由度が上がります!
速くて細かいリズム、難しいパターンも叩きやすくなります。
奥の楽器や横の楽器をすぐたたく、行ったり来たりするときはバチでTの字を作るよう意識するとバチもぶつかりにくく、スッキリ演奏出来ます。
立ち位置や左右の重心を変えるなど是非工夫してみてください。
印象が大きく変わる!打楽器アンサンブル太鼓系チューニングのポイント2つ
トムトムのアタック音がキツすぎる!スティックにひと細工して和らげる方法
イントロ
ティンパニやバスドラムと馴染む音色で、一体感を持って演奏していきましょう!
使うバチはスティックのチップ(通常)、スティックのエンド(反対側)、マレット(綿巻きやゴム)、ティンパニのマレット…など、使うトムトムの大きさやチューニングによっても相性が変わってくるので、ぜひ色々試してみてください。
余韻が長すぎる時はミュートも活用してください。
ミュート=弱音とは限らない!~素晴らしき打楽器ミュートの世界
A~
アクセントは「強く」だけではなく、「濃く」「深く」「広げる」などとも考えることができます。
自分が普段の会話で話すときに軽くアクセントをつけるようなイメージもいいですね。
場面によって使い分けてみてください。
八分休符で毎回音を止める必要はないですが、3拍目表の休符をしっかり感じて休符が伝わるようにしていきましょう!
ノリが悪い、テンポが良くない原因は「休符」にあった!?~休符も歌おう!
音程順に並べなくてOK!
C
画像はスネアのリズムですが、裏拍から始まるようにグルーピングする(まとめる)と、流れがよくなります。
(33小節目や37小節目のトムトムも同じ)
握り手(柄)が付いていないカスタネットに取り付け可能な便利グッズもあります!
楽器は違えどロールの基本は同じ!
E
これまでg-mollで進んできた音楽がB-durになります。
短調から長調へ、劇的に明るく輝く瞬間を盛り上げていきましょう!
F
トムトムは3つしか音程を出しませんが、メロディのように演奏していきましょう!
(ここも裏拍からのグルーピングで)
I
シンプルな楽器、だけど奥が深いトライアングル。
繊細なハーモニーを感じながらゆったり奏でてみてください。
「三角の中に指揮者」は間違い!?トライアングルの持ち方・構え方
J~ラスト
音符の数は増えますが、悪目立ちしないように、でも埋もれないように役割を意識して演奏していきましょう!
輪郭を作る役割だったり、推進力を作る役割だったりします。
終わりに
以上、2023年度課題曲2「ポロネーズとアリア」打楽器演奏のポイントでした!
スコアを読み込むことで、
「どう演奏したらいいか?」
「この音にはどんな役割があるのか?」
知ることができます。
スコアや楽譜の読み解き方はこちらの記事を参考にしてみてください。
打楽器の出番少ない!つまらない!いやスコアを読めばきっと面白くなる!
また、「打楽器の音が大きすぎる!小さくしろ!」「管楽器と混ざらない!」問題については以下の記事を参考にしてみてください。