打楽器×部活×ガムラン=!? 吉岡理菜の随想録

部活指導員を2年やって感じたこと

桜の花

新型コロナウイルスの影響で暗いニュースばかりが目立つ世の中となってしまいました。
例にもれず、私も3月いっぱいの外仕事は全滅しました。

部活指導員(吹奏楽部)を勤める中学校も3月いっぱい休校となりました。
3年生のラストステージであり、1・2年生にとっては成長した姿を3年生に 見せるはずだった定期演奏会も中止となりました。

生徒たちが演奏曲を選び、ダンスなど演出を考え、1曲1曲丁寧に練習し合奏していた矢先でした。

生徒たちのことを思うと、やりきれない思いです。

とはいえ立ち止まっていても時間は進んでしまうので、今できることを続けていきます。

これまでの指導員生活

現在勤めている学校の雰囲気や自分の役割についてこちらの記事で書いています。

任用までの流れと勤務条件について

部活動指導員(吹奏楽)って実際どうなの?

勤務内容について

部活動指導員(吹奏楽)って何するの?

同じ学校に2年勤務しています。


興味・関心が広がった

Yahoo!ニュースアプリなどで教育関係のニュースをフォローし、日常的に読むようになりました。

自分が持っている音楽の知識や技術を伝えるだけでは指導員として不十分だと思っています。
部活動は学校教育の一部であり、「教育のプロ」の考え方も知っておかなくてはならないと思うようになりました。

自身が教員免許を持っていないこともあり、教師・教育関連の常識ぐらいは抑えておこう、と勉強を続けています。

学校関連の法律や難しい用語など立ち入った話は理解できなくても、
そういった記事にはたくさんのヒントが隠されています。

なかでも、部活動指導員について執筆させていただいた「月刊教職研修は管理職向けの月刊誌ではありますが、部活動指導員にとっても役立てられる話題が多く、重宝しました。
教育研究家のみならず、様々なライターが学校管理職というターゲットに絞り書いた記事を読める、というのも新鮮でした。

吹奏楽関係のみならず、今教育現場で何が起きているのか 広くアンテナを張る必要性を痛感しました。

問題を未然に防ぐよりも重要なこと

大切な花

問題を起こさせないことが良いのではなく、
本当に大切なのは問題が起きた後どう対応するか
だと思いました。
(もちろん、取り返しのつかない大きな問題は未然に防がなくてはなりませんが)


良い教師、教育者というのは神のような存在で、生徒にケンカも起こさせないし 生徒に問題を抱えさせない、不登校にもならない、と間違ったイメージを持っていました。

実際に現場で生徒への伝え方や配慮が素晴らしく、心から尊敬する教師がクラスや部活動を担当していても、生徒同士の問題、 問題を抱えて学校に来られなくなってしまう生徒はいました。

教師(指導者)の実力は問題を起こさないことではなく、
起きた問題にどう対応するかに表れると感じました。

教師は万能ではありませんし、生徒もひとりひとり異なる性質を持っています。
問題の大小はありますが、起きてしまう時には起きてしまいます。


部活動指導員は「部活動」という限られた範囲内ではありますが、問題が起きてしまった時の対応力も日頃から磨く必要があると感じました。

教育現場の課題を肌で感じた

教員の働き方改革

教室に並んだ机といす

教員の働き方改革が叫ばれている現在。
1か所の学校に日常的に関わることとなり、先生方の働き方も目の当たりにすることとなりました。

毎日 夜遅くまで 学校で作業されていたり、ちょっとした空き時間にも採点や生徒一人一人の記録ノートのチェックなどをされていました。

大会の引率も経験しましたが、生徒の安全など気を配りつつの一日は長く、身に堪えるものがありました。

とはいえ私は音楽専門の仕事をしているということもあり、疲労よりやりがいの方が勝っています。

音楽が専門でない先生にとっては、より一日が長く感じることと思います。
先生に小さなお子様がいる場合も一日どこかに預けなければならないなど、大きな負担がかかることと思います。


出会った先生方は 「生徒のためなら」と笑顔でしたが、やはり心配になりました。
どうしても、どこか「犠牲」を感じてしまうのです。

自己犠牲は尊いものだと思いますが、それが当たり前とされる風潮は間違っていると思います。

学校から地域へ

一人ぼっちで三角座りする人

自分は不登校になったこともなく、友人が不登校になったこともありませんでした。
そのため、あまり身近に感じていませんでした。

指導員をやっていく中で、部活(音楽)が大好きだったのにクラスの問題で不登校になってしまい、部活を続けられなってしまった生徒が数名出てしまいました。

会えなくなってしまった彼ら彼女らが時々夢の中に出てきます。
彼女らのことを思うと心が痛みます。

生徒たちにとって学校だけが全てではなく、居場所となる場所の選択肢が必要になってきています。

部活動のクラブチーム化や、地域との連携、 福井県が動き出している部活動の地域移行 など今後の動きに注目していきたいと思います。

まとめ

・吹奏楽関係のみならず、今教育現場で何が起きているのか広くアンテナを張る必要性

・教師(指導者)の実力は問題を起こさないことではなく、
起きた問題にどう対応するかに表れる

・他人事ではない教育現場の課題

無念の3月となってしまいましたが、充実した部活動を目指して来年度も精進していきます。


それでは、また!


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