こんにちは!部活動指導員(吹奏楽部)の吉岡です。
勤務先の中学校のアンサンブルコンテスト引率行ってきました!
生徒にとっては緊急事態宣言後、初めての外部での演奏でした。
おそらく日本一警戒レベルの高い埼玉県のアンサンブルコンテストでは、どのような感染拡大防止対策が取られているのか書いていきます。
主催によって異なる対策
一口にアンサンブルコンテストと言っても、全日本吹奏楽連盟主催の大会だけではなく、楽器店や地方ごとの連盟など主催による様々なアンサンブルの大会があります。
地域、規模、主催によって対策はかなり異なっているようです。
事前資料をよく読みこんでからの参加が必要ですね…!
関東ではアンサンブルコンテストと言えば「3重奏以上から」のイメージがあるかと思いますが、中部日本吹奏楽連盟主催の「個人・重奏コンテスト」では2重奏から出場できます。
無観客または自団体のみ鑑賞可
今回引率に行った一般社団法人吹奏楽教育協会のアンサンブルコンテスト(元JBA主催だったもの)では出場者の保護者および指導者や部員など学校関係者のみの入場でした。
氏名と連絡先を記入した紙を受付で提出しての入場で、自団体のみの鑑賞となっていました。
自団体のみの鑑賞など入場の制限により会場内や駐車場は例年に比べればかなりガラガラで、密を避けられていました。
全日本吹奏楽連盟のアンサンブルコンテストでは客席は完全に審査員のみで無観客での演奏となるそうです。
楽器の実技試験やオーディションのように客席にポツンと審査員がいるだけなんて、独特な緊張感がありそうですね…!
自団体のみもしくは無観客ということで、生徒たちは他校の演奏が聴けないことをとても残念がっていました。
本来なら同世代の演奏を生で聴いて新しい発見をしたり刺激を受ける絶好のチャンスなのですが…この点は非常に残念です。
写真撮影、DVD販売は例年通りでした。
出場者の流れ
出演者と引率者は当日の体温や体調などを記録する問診表の提出がありました。
今回は大会役員(スタッフ)は教職員のみで最低限の人数による運営でした。
(通常埼玉では出場日ではない生徒もしくは出場しない多くの生徒が大会役員として運営に関わります)
接触をなるべく減らすため誘導係なしで、各団体で時計を見ながら集合、チューニング、舞台袖待機と進む方式でした。
ステージスタッフも人数が足りないので、譜面台は演奏者が持ってステージ上へ入場することになっていました。
また、会場によっては楽器置き場が距離を取って指定されており、密集しないように綿密にローテーションが組まれている場合もあります。
「打楽器の運搬などの補助員生徒も4名まで」など、なるべく会場内に出入りする人数を制限しています。
また、アンサンブルコンテストは学校ごとに2団体まで出場できますが、その2団体の演奏時間を近づけることで各学校の会場滞在時間を2時間30分以内におさめる、といったプログラム順の工夫もされていました。
結果発表はネット上で
開会式、閉会式は無し、結果発表はウェブサイトでの発表となっていました。
都道府県によっては後日発表も当たり前だったりしますが、埼玉は当日の表彰式での発表が多いです。
生徒たちは「家帰ってから一人で結果観るの怖い…みんなで見たい…」とのことで、結局次の部活でチーム揃って結果を見ることにしました。笑
みんなでドキドキ!の結果発表の楽しみも、今回は無くなってしまったのですね…。
負担増の可能性
(部費が潤沢であれば問題ないのですが…)
(コロナ下ならではの問題とは限らないのですが…)
勤務校は管楽器のみの出場であれば、例年楽器は保護者や顧問の車で運び、生徒は保護者や顧問の引率で電車や自転車で移動しています。
無観客でのアンサンブルコンテストの場合、保護者に運搬または引率をお願いしても客席で演奏を聴いて過ごしていただくことができません。
さらに平日の開催となると、余計に保護者にお願いしづらくなる上に教員は授業を振り替えなければなりません。
(部活動指導員、ここで役に立ちますね…!)
保護者や教職員2名の調整がどうにも出来なかった場合、楽器運搬を運送業者に頼んだり、貸切バスを使って楽器と一緒に会場まで移動するようにすれば、引率1名で行くことができます。
業者によって料金は大きく前後しますが、安くても貸切バスは¥50,000、運送も¥10,000程かかります。
例年より引率と運搬の負担が大きくなる可能性がでてきます。
ちなみに全日本吹奏楽連盟は夏のコンクールが中止になり収入が減ったため、アンサンブルコンテスト参加費は値上がりしていました。
おわりに
コロナ対策しつつの大会で引率する私も少し緊張していましたが、生徒たちは久しぶりに大きな会場で演奏できてスッキリしたようです。
思いのほか楽しんでいました。
今後も対策をとりつつ、コンサート・イベント関係が再び活気を取り戻すことを心から願うばかりです。
それでは、また!
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